キムラユニの１１年３月期は２期連続の最終増益を想定、中国での拡販が寄与

　トヨタ自動車向けの物流加工などを手掛けるキムラユニティーが１１日前引け後に発表した１１年３月期の連結業績予想では、純利益が５億５０００万円（前期比５３．４％増）と２期連続の最終増益を想定している。リーマン・ショックのあおりで世界的に自動車生産が低迷、１億９２００万円まで純利益が落ち込んだ０９年３月期からみると顕著な回復ぶり。売上高は３５６億円と前期比１．８％の微増。営業利益は同１０．４％増の１０億６０００万円と、前期比４．１倍（９億６０００万円）の急回復を示した１０年３月期からみれば伸びは鈍化するものの、中国子会社２社の倉庫規模拡大による拡販効果などが収益を下支えする。配当は前期と同じ中間配・期末配各１０円の年間２０円を予定している。

　きょう前場は前日比４円高の７３１円でザラバ引け。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社