キムラユニティーが５日続伸、９年半ぶりの最高値が目前

　キムラユニティー<9368.T>が５日続伸。４月下旬以降、２５日移動平均線を下支えとした一貫した上昇波を形成。地味な値運びだが連日年初来高値を更新し、０６年１月につけた上場来高値１５４０円の払拭も目前だ。トヨタグループ向けに部品包装事業を主力としているが、業績は回復色が鮮明だ。１６年３月期は北米新工場が通年寄与することに加え、物流拠点立ち上げ費用の剥落、さらに省人化投資も効いて営業利益段階で前期比３１．５％増の２０億円を見込むが、第１四半期は国内の自動車生産工場で部品を格納するパレットの更新需要が会社側の想定を上回った。通期見通しについても「第１四半期に足を引っ張った北米西海岸の港湾ストライキの影響が下期は解消されることが予想され、一段の上振れ余地がある」（国内証券アナリスト）との指摘がある。

キムラユニティーの株価は１４時１９分現在１５１１円（△２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）