上組が年初来高値、自社株買いを発表、９月中間期は増収、営業増益

　上組<9364.T>が３日続伸し年初来高値を更新。１０日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表しており、これを好感した買いが入っている。５００万株（発行済み株式数の１．９３％）、５０億円を上限としており、取得期間は１１月１１日から来年３月２４日まで。
　また、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算は、売上高１２１２億２００万円（前年同期比３．１％増）、営業利益１１８億３０００万円（同３．０％増）、純利益７９億９００万円（同３．０％減）と営業増益だったことも好材料視されている。重量貨物運搬や建設機工関連業務が振わずその他事業が落ち込み、また、国際物流も外注費の上昇で採算が悪化したが、国内物流が飼料や鉄鋼製品の取り扱いの増加で堅調に推移した。
　なお、１５年３月期通期業績予想は、売上高のみ従来予想の２３９６億円から２４１０億円（前期比１．３％増）へ上方修正したが、営業利益２２５億円（前期比２．６％増）、純利益１５１億円（同１．１％減）は従来予想を据え置いている。

上組の株価は９時３１分現在１１２２円（△３３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）