兵機海、前期最終を一転99％増益に上方修正

　兵機海運 <9362> [東証２] が4月28日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終利益を従来予想の7000万円→3億2000万円(前の期は1億6100万円)に4.6倍上方修正し、一転して98.8％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億8800万円の赤字→6200万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の拡大による様々な影響を受けましたが、売上高についてはほぼ予想通りも、利益面では予想を上回ることとなりました。主力の内航事業では、通期での輸送コストの削減と下期での輸送量の持ち直しがありました。また、2020年1月に営業開始した兵庫埠頭物流センターの危険物倉庫が利益面に寄与したことから、営業利益・経常利益とも予想を上回ることとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益も、新倉庫稼働により旧倉庫を売却したことによる特別利益計上により予想を上回る見込みとなりました。（注）本資料に記載されている業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。