ヤマシタＨＤがカイ気配、業績と配当予想増額に加えＮＴＴ東日本と協業で医療ＩＣＴサービス開始

　ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265.T>が寄り付き大口の買い注文に値がつかず、気配値のまま水準を切り上げる人気となっている。九州を中心に医療機器販売を行っているが画像診断機器などが好調で足もとの業績は会社想定を上回っている。同社は８日取引終了後、２０年５月期の業績予想を上方修正、営業利益は従来予想の３億９７００万円から５億６１００万円（前期比７．５％増）に増額、減益見通しから一転増益となる見込みとなった。また、年間配当も従来計画から１３円増額し４５円とすることも発表、これが好感された。更に、ＮＴＴ東日本と協業し、医療機関向けＩＣＴサービスを開始することも合わせて発表。Ｗｉ-Ｆｉ導入・運用支援のほか、クラウドカメラを提供する予定で、投資資金の流入を加速させた。

出所：MINKABU PRESS