ウィズメタク、今期経常を24％下方修正

　西本Ｗｉｓｍｅｔｔａｃホールディングス <9260> が11月13日大引け後(18:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比23.1％減の36.7億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の60.5億円→46.1億円(前期は65.6億円)に23.7％下方修正し、減益率が7.9％減→29.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.8億円→19.5億円(前年同期は35.1億円)に42.3％減額し、減益率が3.6％減→44.4％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比40.8％減の10.1億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の3.8％→2.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高については、アジア食グローバル事業において、米国での採算確保を念頭に取組んだこと、また農水産商社事業における青果商材の販売苦戦により、予想を下回る見通しです。利益面については、前述の売上高の減少に加え、アジア食グローバル事業において、米国での中国からの輸入品に対する追加関税の引き上げ及びナショナルブランド商品の値上げに伴う原価上昇、人件費・物流費の高止まり、英国における販売苦戦（為替変動による通貨安に伴い仕入原価が上昇し利益を圧迫）、農水産商社事業での原価上昇等が影響いたしました。また、事業構造改革及び業態変革に向けて一部先行して計上した費用もございます。結果として、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益は、予想を下回る見通しとなりました。なお、通期の想定為替相場は前回予想110円/米ドルから109円/米ドルに修正しております。