10年3月期は、大幅な赤字が予想される。ここ数年は、航空各社は、未曾有の逆風にさらされてきた。原油高・テロ・新型インフルエンザ・世界的経済危機等々。これらを考えれば当然ながら今、ANAを買うことは、リスクが大きいと考えがちである。しかしJALの会社更生法の適用は,ANAにとっては、プラス要因である。もちろん290円という今の株価には、それがかなり織り込まれているがJALについては、国内・国際を含め、乗客離れが進むであろう。会社更生法を申請する倒産の危機に直面している会社の飛行機に誰が乗りたいと考えるか！社員の士気は、当然落ちているしブランドイメージもなくなってしまっている。この考えは、私ひとりでは、ないでしょう。消去法で考えれば、JALに乗らなければ自然とANAに乗客が流れるのが自然である。前提条件としては、原油価格が90ドル以下でテロなどの問題が発生しなければ、JALの失敗でもっとも恩恵を受けるのは、ANAである。