東京汽、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は10円減配

　東京汽船 <9193> [東証２] が11月9日後場(14:50)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常損益が5億円の赤字(前期は5億円の黒字)に転落する見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常損益が2.1億円の赤字(前年同期は3.9億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は20円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響を合理的に算出することが困難であったことから未定としておりました。　依然として新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通せず、当社グループを取り巻く経営環境は不透明な状況にありますが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、業績予想を算定いたしました。

　　2021年３月期の配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響を合理的に算出することが困難であったことから未定としておりましたが、上記のとおり業績予想を公表したことに伴い、配当予想を公表いたします。　当社の配当方針は、当社が配当財源として重視しております個別業績に応じかつ継続可能な配当を年１回実施していくことを基本方針としております。　現在の経営環境は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により悪化しており、当社の当期の業績につきましても当期純損失を計上する見込みです。　2021年３月期の配当予想については、上記の方針並びに当期の個別業績予想を勘案し、期末配当予想を１株当たり10円とさせていただきます。（注）本資料における上記の予想を含む記述は、発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。