山九、今期経常を11％上方修正

　山九 <9065> が10月29日後場(13:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.2％増の183億円となり、従来の16.5％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の305億円→340億円(前期は349億円)に11.5％上方修正し、減益率が12.8％減→2.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比8.2％減の156億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.2％増の96.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.3％→6.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期累計期間の業績は、物流事業における国際貨物の取扱い増加やお客様の生産活動回復に伴う構内物流の伸長、また機工事業における保全作業の工事量増加等により、前回発表予想値を上回る結果となりました。通期の業績予想については、当第２四半期累計期間の業績の上振れに伴い、上記の通り修正いたします。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。