日ロジテム、前期最終を30倍上方修正

　日本ロジテム <9060> [ＪＱ] が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結最終利益を従来予想の700万円→2億1100万円(前の期は4億6300万円)に30倍上方修正し、減益率が98.5％減→54.4％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の2億2000万円→2億0700万円(前の期は2億0100万円)に5.9％下方修正し、増益率が9.5％増→3.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の5500万円→2億5900万円(前年同期は4億9800万円)に4.7倍増額し、減益率が89.0％減→48.0％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．平成30年３月期通期連結業績予想の修正理由 営業収益につきましては、当社において、通販関連の得意先との取引が想定以上に伸長し３ＰＬ事業が拡大する見通しであることなどから、前回発表数値を上回る見込みであります。営業利益および経常利益につきましは、概ね計画どおりに推移しておりますが、最近の業績動向を踏まえ修正いたしました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、平成30年１月31日付「特別利益の計上に関するお知らせ」で公表しましたとおり、固定資産撤去費用戻入益を特別利益に計上したことなどから、前回発表数値を上回る見込みであります。２．平成30年３月期通期個別業績予想と前期実績値との差異理由 営業収益につきましては、上記１と同様の理由から前期実績値を上回る見込みであります。営業利益および経常利益につきましては、営業収益の増加に加え、既存拠点への得意先誘致の進捗による倉庫稼働率の上昇に伴い、アセット事業の利益率が向上する見通しであることなどから、前期実績値を上回る見込みであります。当期純利益につきましては、土地建物の一部譲渡に伴う固定資産売却益を特別利益に計上した前期と比べ、特別利益が減少する見通しであることから、前期実績値を下回る見込みであります。※上記業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。