当社は、業績の裏付けのないアフターコロナ株との思惑買いで先週は株価が上昇しました。
ただ、JR他社と比較しても高値圏にあり、商業や住宅業務に収益源を持つJR東日本と比較しても割高（年初来高値との差異）な水準となっています。

今年2月に岩井コスモ証券の格付引き上げに伴い、株価は大きく上昇しました。
一方、先週は同証券が当社株価見通しを格下げしたことから、前日比マイナスに転じる場面もありました。
格下げ材料もあり、いったん株価が下落基調となると下げが加速する可能性もあります。
信用倍率が5倍を超えと買い残高も多いことから、利益確定の売りに加えて買い残のロスカットを巻き込んで下落することが予想されます。

JR九州は投資ファンドによる買いを材料に、またMSCI関連の売りでの下落からの戻りから上昇しましたが、新たな買い材料のないJR東日本は先んじて金曜日に下落しています。
当社の今期業績見込は従来と変更なく、特に材料がない限り、利益確定売りが先行し、株価は調整局面に入ると思料されます。
堅調だった金曜日の米株式市場でも当社ADRは下落しています。