ＪＲ西日本、今期経常を16％上方修正、配当も5円増額

　ＪＲ西日本 <9021> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の1610億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1255億円→1460億円(前期は736億円)に16.3％上方修正し、増益率が70.5％増→98.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の270億円→475億円(前年同期は459億円)に75.8％増額し、一転して3.5％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の115円→120円(前期は125円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比94.8％増の625億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.1％→15.6％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　国内外のお客様のご利用や個人消費の回復が堅調に推移しており、売上高は増加する見通しである一方、城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画に基づき、当社の拠出が見込まれる額について特別損失として織り込んだ結果、2023年10月31日に開示した内容から売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益（当期純利益）をそれぞれ上方修正しております。（注）上記の業績予想は、現時点で合理的であると思われる一定の前提に基づいており、変動する可能性があります。