１０％の独断決定者さん、詳細なコメントありがとうございます。
正直私はそこまで考えていなかったので、とても勉強になりました。
私の考えでは、どの市場でも、最もブランド力のある商品は最後まで価値を保った後、耐え切れなくなって急落するのでは、という仮説に基づいています。
森トラストのブランド力は絶大ですし、都内に価値のある物件を保有していますので、値を保っているのもうなずけます。
ただ、そういう銘柄に限って、臨界点を超えると激しく急落する可能性がありますので、売りとしました。
１０％の独断決定者のご指摘の通り、現状は不思議な状況ですし、熱烈なファンからの信頼を失ったらどうなるか、について非常に興味があります。

森トラスト総合リート投資法人が、ＲＥＩＴ100マンクラスに
位置するというのは、資産内容から見ても合理性が弱く、
現状株価の根拠が分かりません。

何処かに森トラストファンが居て、
それらが投資しているのならば分りますが、
森トラスト総合リート投資法人の大口投資家のデータを見ても？
大口投資家もオリジネーターの保有分を除けば
他銘柄よりもかなり・・。

上位投資主に現れない投資家が積極的に
買っているという事なのでしょうが、一体、どんな投資家なのか
実体が分かりません。

他銘柄のような調整が行われていないようですので、
何処かに買い支えてくれるファンが居るのだと思います。
銘柄にとって買い支えてくれるファンが居るのは
有り難いことですが、何時まで続くかのという心配も
あるのではないかとも思いますし、
ＲＥＩＴ全体がはっきりとした調整局面に入った時に、
調整を受けない銘柄というのも不自然です。

上場銘柄の株価が様々な事象に反応して動くというのも
市場の一つの側面ですし、株価序列も最終的には
銘柄の実力によって整序されるはずですので、
現状株価は過渡的だとも言えますが、もしかしたら
ＪＲＥＩＴ株価の不思議は温存されるかも知れません。

先発銘柄の日本ビルファンド投資法人、
ジャパンリアルエステイト投資法人、
日本リテールファンド投資法人の３銘柄は同様な株価の動きを
示していますし、その他の銘柄も株価はかなり動いています。

それに反して、森トラスト総合リート投資法人の株価の値動きは
あまり激しくありません。
上場時に出資口の売出でオリジネーターが多大な利益を得た
という点がありますが
出資口の売出でオリジネーターが多大な利益を得た銘柄は、
何処かに熱烈なファンが居て買い支えてくれるという
事なのでしょうか。
それとも、オリジネーターが短期利益を追求した銘柄は
投資家から見ると質が良いという判断が成り立つのでしょうか。

いずれにしても、不思議と思える現象ですが、
もうしばらく様子を見ないと分かりませんので、
今後の調整局面での動きがどうなるかは
野次馬的な興味があるのも確かです。