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■ロジスネクス <7105> 1,435円 (+300円、+26.4%) ストップ高
三菱ロジスネクスト <7105> [東証S]がストップ高。今朝の日本経済新聞電子版で「三菱重工業が上場子会社のフォークリフト大手、三菱ロジスネクストの売却に向けた手続きを進めていることが6日わかった」と報じられており、これが手掛かり材料視されたようだ。三菱重工業 <7011> [東証P]は、24年9月末時点でロジスネクス株式の64.59%を所有しているが、親子上場解消を求める声が市場からは上がっていた。記事に対して三菱重は、「当社が発表したものではない。報道の件を含め、事業ポートフォリオについてはさまざまな可能性を検討しているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。
■アイサンテク <4667> 1,736円 (+300円、+20.9%) ストップ高
アイサンテクノロジー <4667> [東証S]がストップ高。同社とKDDI <9433> [東証P]、ティアフォー(名古屋市中村区)などが6日午前11時、自動配送ロボット・ 自動運転車・ドローン の協調配送実証に成功したと発表し、好感されたようだ。建物内で荷物を受け取った自動配送ロボットと、ドローンを搭載した自動運転車が連携。自動運転車がロボットから荷物を受け取った後、離陸地点まで移動し、ドローンによって目的地まで荷物を配送したことを確認した。アイサンテクは高精度3次元地図の製作や座標変換システムの構築、自動運転車の安全走行のための地図更新システムの開発などを担った。
■インスペック <6656> 670円 (+100円、+17.5%) ストップ高
インスペック <6656> [東証S]がストップ高。同社は6日午前10時、25年4月期第2四半期累計(5-10月)の単体決算を発表。売上高は前年同期比6.4倍の10億500万円、営業損益は100万円の黒字(前年同期は3億4000万円の赤字)、最終損益は1000万円の黒字(同3億6300万円の赤字)となった。同社は4日の取引終了後に中間期決算発表を当初の予定の13日から6日に前倒しすると公表。これを受け、市場では同社の決算内容に対する期待が膨らみ、翌5日はストップ高に買われた。6日も買い注文が膨らみ急騰した。これまで獲得した受注案件を堅調にこなして、計画通りに顧客に販売し、売上高の増加につなげた。主力製品であるロール・トゥー・ロール型検査装置や高性能フラットベッド型検査装置の受注についても国内外の顧客から獲得した。通期の業績予想は据え置いている。
■WASHハウ <6537> 392円 (+57円、+17.0%)
WASHハウス <6537> [東証G]が急反騰。5日の取引終了後、自社開発のオリジナル洗濯機・乾燥機を設置した、同社初のコンテナ型ランドリー店舗を12月26日にオープンすると発表しており、好材料視された。出店するのは宮崎小松店(宮崎県宮崎市)。ランドリー機械を市場投入することは、今後の同社グループの事業展開にも大きく貢献すると見られているが、24年12月期業績への影響は軽微としている。同時に、石川県輪島市に復旧・復興作業員宿舎として10室のホテル運営を開始したと発表した。工事現場や復旧・復興に係る関係者向けの長期滞在施設で、建設会社などとの定期借家契約を前提としており、グループのストック型収入の増加への貢献が見込まれている。
■兵機海 <9362> 3,560円 (+385円、+12.1%)
兵機海運 <9362> [東証S]が続急騰。6日午後2時半、堂島汽船(大阪市北区)が10月18日に発表した兵機海に対する株式公開買い付け(TOB)の結果を開示した。TOB価格は3250円で、買付予定数は下限を設定せず、上限を21万3300株とするものだったが、1万4854株の応募があり、堂島汽船がその全てを取得することとなった。決済後の議決権の割合は1.24%になるという。兵機海は11月15日にTOBに対し反対の意見を表明。これに先立ち、10月31日に兵機海は大和工業 <5444> [東証P]との資本・業務提携を発表し、大和工は市場を通じ、兵機海の株式を段階的に取得する方針を示していた。TOBの結果自体は朝方の公開買付報告書の公表で明らかになっていたものの、兵機海の開示を受けて、思惑的な買いが集まったようだ。
■イトーキ <7972> 1,616円 (+115円、+7.7%)
東証プライムの上昇率4位。イトーキ <7972> [東証P]が続急伸。SMBC日興証券が5日付で投資評価「1」、目標株価2300円で新規にカバレッジを開始したことが材料視された。同証券によると、オフィス家具業界3社の中で最も高い営業増益率が継続すると予想。業界全体での値上げの浸透がカタリストという。また、核シェルターや調剤ロボットなどの新分野の開拓にも注目としている。
■日本コンセプ <9386> 1,930円 (+119円、+6.6%)
東証プライムの上昇率5位。日本コンセプト <9386> [東証P]が続急伸。ここボックス相場の上限となっていた1820円近辺をブレークし、上放れを明示する格好となった。同社は化学品や薬品など液体貨物輸送を手掛ける。足もとの業績は利益面で苦戦しているものの、コスト低減努力により採算改善傾向にある。また、株主還元に前向きに取り組んでおり、24年12月期から26年12月期までの3年間は、連結配当性向35%を基準とし年60円配当を下限とする方針を示してきた。そうしたなか、5日取引終了後に24年12月期配当予想の修正を発表、従来計画の85円に10円上乗せとなる95円に引き上げた。配当利回りは前日終値換算で約4.7%に達し、これを好材料視する買いを呼び込んだ。
■インターメス <262A> 2,680円 (+162円、+6.4%)
東証プライムの上昇率6位。インターメスティック <262A> [東証P]が続急伸。眼鏡チェーン店の「Zoff」を運営しており、今年10月18日に東証プライム市場に鳴り物入りで新規上場した直近IPO銘柄で、マーケットの注目度も高い。5日取引終了後に開示した11月既存店売上高は前年同月比17.1%増と2ケタ増収基調が続いており、これが株価を改めて刺激している。店舗数も増勢にあるが、全店ベース売上高は今年に入って7月を除きすべて2ケタ伸長となるなど好調が浮き彫りとなっている。
■テスHD <5074> 293円 (+17円、+6.2%)
東証プライムの上昇率8位。テスホールディングス <5074> [東証P]が続急伸。6日正午ごろ東京センチュリー <8439> [東証P]と資本・業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。筆頭株主である石脇秀夫氏などから市場外での相対取引により、発行済み株数の5.00%にあたる353万2200株を東京センチュに譲渡する。テスHDが持つ再エネ発電所・蓄電所の開発に関する高い技術力や、EPC(設計・調達・建設業務)やO&M(運用・保守業務)などの多様なソリューションの提供力と、東京センチュの持つ豊富な顧客基盤及び再エネ発電所・蓄電所の事業者としての知見・実績とのシナジーにより、再エネ・省エネ領域でのさらなる成長・発展を図るのが狙いとしている。
■SEHI <9478> 299円 (+17円、+6.0%)
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> [東証S]が5日ぶり急反発。5日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を12万株(発行済み株数の0.71%)、または3000万円としており、取得期間は12月6日から20日まで。経済情勢の変化に対応した機動的な経営を遂行するために実施するという。
■助川電気 <7711> 2,110円 (+107円、+5.3%)
助川電気工業 <7711> [東証S]が3日ぶり急反発。日本経済新聞電子版が5日、「経済産業省は年内にまとめる次期エネルギー基本計画で、原発を廃炉した後の建て替え場所を別の敷地でも容認する方針だ」と報じた。これを手掛かりに原発関連株へ視線が向かい、その有力株に位置づけられる同社は買われたようだ。関連銘柄ではこのほか発電用バルブ大手の岡野バルブ製造 <6492> [東証S]も高かった。
■ユニバーサル <6425> 1,130円 (+49円、+4.5%)
ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S]が大幅高で3日続伸。同社は6日、子会社のタイガー・リゾート・アジア傘下で不動産投資を主な事業内容とするフィリピンのアジアベスト・グループ・インターナショナルの株式を売却すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。売却先はフィリピンに拠点を置く不動産開発企業で、譲渡価格は5億1040万ペソ(約13億1000万円)。譲渡実行日は来年2月末日を予定する。タイガー・リゾート・アジアは、傘下で統合型リゾート(IR)事業を運営する「タイガー・リゾート・レジャー・アンド・エンターテインメント(TRLEI)」のフィリピン証券取引所での上場を目的として、アジアベスト・グループ・インターナショナルを子会社化したものの、TRLEIが運営する「オカダ・マニラ」の業績が大きく成長したことなどを背景に、アジアベスト・グループ・インターナショナルを上場会社とする必要性がなくなったと判断。会社整理の目的で同社株の売却を決定したとしている。
■ヤクルト <2267> 3,203円 (+130円、+4.2%)
ヤクルト本社 <2267> [東証P]が大幅続伸。同社は6日、中国市場での更なる競争力向上と持続可能な成長を目指した事業再編成の一環として、中国ヤクルトの子会社で製造及び販売の機能を持つ上海ヤクルトの解散手続きを開始すると発表。これが評価材料となったようだ。中国ヤクルトは上海支店を新たに設立し、上海ヤクルトの営業部門を順次移管。同支店ではスーパーマーケットなどの店頭や、ヤクルトレディによる宅配での販売を開始するという。また、中国ヤクルトの製造子会社である無錫ヤクルトの無錫工場と天津ヤクルトの天津工場の安定的な供給体制の確立に伴い、上海ヤクルト上海工場を閉鎖することで、製造及び販売の両面において経営効率の向上を図るとしている。
■サンドラッグ <9989> 3,865円 (+152円、+4.1%)
サンドラッグ <9989> [東証P]が大幅反発。同社は5日、11月度の月次報告(速報値)を公表。グループ合計の既存店売上高は前年同月比2.6%増となり、2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。セグメント別では、ドラッグストア事業の既存店売上高が同2.4%増と2ヵ月ぶりのプラス。ディスカウントストア事業の既存店売上高は同2.9%増と2ヵ月連続のプラスだった。
■エイシアンS <8946> 84円 (+3円、+3.7%)
ASIAN STAR <8946> [東証S]が大幅高。同社は横浜と中国・上海を拠点に不動産関連事業を展開。中国人向けビジネスで競争力を持つ。日本政府が中国人向けのビザ発給要件の緩和に向けた調整を進めていると国内メディアが今週に入り相次いで報じ、中国からの渡航者の増加が見込まれるなか、同社は6日午後1時すぎに、東京都中央区にある区分所有建物の販売を決議したと開示した。販売額や取引内容は販売先の守秘義務に基づき非公表としているが、23年12月期の連結売上高の10%以上の額に相当する見込みとしている。今期の業績予想には織り込み済みとしたものの、中国人による日本の不動産投資の拡大による来期以降の業績のプラス効果への思惑を広げる格好となり、買い向かう投資家が現れたようだ。
■海帆 <3133> 827円 (+27円、+3.4%)
海帆 <3133> [東証G]が大幅高で4日続伸。Birdman <7063> [東証G]が5日の取引終了後に、第三者割当増資と新株予約権の発行による資金調達を発表した。新株予約権の割当予定先に、海帆の株主や取引先が名を連ねている。バードマンの社外取締役の吉川元宏氏は今年1月まで海帆の社長を務め、退任後は海帆の新規事業開発を担当する取締役となっている。吉川氏を通じてバードマンはスポンサーを獲得したとの受け止めとともに、バードマンと海帆の事業展開を巡る思惑も広げる格好となり、海帆株への短期資金の流入を誘ったようだ。
■JINSHD <3046> 6,340円 (+130円、+2.1%)
ジンズホールディングス <3046> [東証P]が続伸。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比18.2%増と22ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前月に続いて世界最高屈折率の両面非球面レンズ「JINS極薄レンズ」などの高単価のオプションレンズが好調に推移したことに加え、紫外線対策への意識の高まりから、可視光調光レンズやダブルUVカットレンズなどの商品が11月に入っても好調を継続。また、フレームでは「Combination Titanium」をはじめとした高単価商品や、11月7日にリファインして発売した「Modern Rim Metal」などが売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同21.4%増だった。
■コメ兵HD <2780> 3,755円 (+70円、+1.9%)
コメ兵ホールディングス <2780> [東証S]が続伸。同社は6日午後2時、11月度の月次売上高が前年同月比37.5%増の98億2700万円となったと発表した。増収基調を継続し、伸び率は7月度(40.7%)以来の水準となった。業況を好感した買いが入り株価を押し上げたようだ。法人オークションの取引相場はバッグが全体的に横ばいとなり、時計が小売り向け商品の需要増加を背景に小幅高で推移した。金地金の買い取り額は前年同月比46.9%増。免税売上高比率は12.9%だった。
■セリア <2782> 2,775円 (+43円、+1.6%)
セリア <2782> [東証S]が3日ぶり反発。5日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比3.5%増となり、13ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同0.9%減と2ヵ月連続で前年実績を下回ったが、客数が同4.5%増と増加し牽引した。
■薬王堂HD <7679> 2,046円 (+26円、+1.3%)
薬王堂ホールディングス <7679> [東証P]が続伸。5日の取引終了後に発表した11月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比6.0%増となり、36ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同3.7%増、客単価が同2.2%増といずれも増加。なお、全店売上高は同7.7%増だった。
■クスリアオキ <3549> 3,387円 (+41円、+1.2%)
クスリのアオキホールディングス <3549> [東証P]が5日ぶり反発。同社は5日取引終了後、11月度の月次営業速報を公表。既存店売上高は前年同月比7.3%増となり、伸び率が10月度の6.6%から拡大していることが好感されたようだ。既存店の客数は同4.6%増、客単価は同2.6%増となったことが寄与。なお、全店ベースの売上高は同13.7%増だった。
■すかいらーく <3197> 2,416円 (+28円、+1.2%)
すかいらーくホールディングス <3197> [東証P]が反発。5日取引終了後、すかいらーくグループIRレポート(速報値)を発表。11月度の既存店売上高は前年同月比13.6%増とプラス基調を継続した。「ガスト」でハンバーグやステーキのブラッシュアップと本格フレンチコースを導入し客単価が増えたほか、「バーミヤン」ではフェアメニュー販売数が前年の約1.6倍と好調だった。
■マクドナルド <2702> 6,220円 (+60円、+1.0%)
日本マクドナルドホールディングス <2702> [東証S]が3日ぶり反発。5日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比11.6%増と4ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。人気商品「ダブルチーズバーガー」から、「ガーリックオニオンダブチ」「辛ダブチ」「トリチ」の3商品を「いまだけダブチ」として期間限定販売したほか、秋冬の定番ホットスイーツ「三角チョコパイ」から、「三角チョコパイ クッキー&クリーム」を3年ぶりに復活させたことなどが寄与した。なお、全店売上高は同13.5%増だった。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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