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ASIAN STARのニュース
■業績動向
1. 2022年12月期第2四半期累計業績の概要
ASIAN STAR<8946>の2022年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比37.4%減の1,024百万円、営業損失が40百万円(前期は58百万円の利益)、経常損失が43百万円(同64百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が59百万円(同45百万円の利益)となった。不動産管理事業を事業の中核に据え、その他セグメントの売上拡大と収益性の向上に注力してきたものの、コロナ禍による影響を受け、事業環境は引き続き厳しかった。中国事業においては入国規制等により外国人の流動性が抑制されたため、不動産の稼働率が悪化した。また、政府のゼロコロナ政策による経済活動の停止も業績の重荷となった。こうしたなか、売上高に関しては、上海徳威グループの業績によって不動産管理事業が前年同期と同等の売上高を維持したものの、前年同期にあった1棟収益マンション販売がなくなった反動により、不動産販売事業が前年同期比で減少を強いられた。利益面に関しては、コロナ禍、特に上海においてロックダウン政策がとられたことが響いた。不動産賃貸事業のように経費節減努力によって利益改善を実現したセグメントがあった一方で、全体としてはゼロコロナ政策で事業活動が行えないなか、固定費が利益を圧迫した。同政策に関しては今後緩和されていくことを想定しており、経済活動が再開した際にスタートダッシュを切れるよう、しっかりと準備を進めていく構えだ。
2.事業セグメント別動向
(1) 不動産販売事業
不動産販売事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比56.0%減の362百万円、セグメント損失が5百万円(前年同期は43百万円の利益)となった。前年同期に計上された1棟ものの投資用マンションの販売がなくなった反動と戸建て物件の売上件数が減少したことによって、前年同期を下回った。トピックとしては、2022年6月に埼玉県三郷市の物流事業用地を売却した。物流事業用地の販売に関してはもう1件不動産を有しており、当第3四半期の業績に貢献してくることが想定される。
(2) 不動産管理事業
不動産管理事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比0.2%減の289百万円、セグメント利益が同7.4%減の56百万円となった。国内の豊富な管理実績の下、比較的安定して推移したものの、中国におけるロックダウン政策により、一部経費がかさんだ。
(3) 不動産賃貸事業
不動産賃貸事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前期比8.2%減の205百万円、セグメント利益が同10.3%増の41百万円となった。コロナ禍による経済活動の鈍化に伴い、売上高は若干の減少を強いられたものの、人件費等の経費を柔軟に削減したことにより、セグメント利益は前年同期を上回る結果となった。
(4) 不動産仲介事業
不動産仲介事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比44.0%減の175百万円、セグメント利益は同63.8%減の31百万円となった。コロナ禍で国内の人の移動や経済活動が著しく停滞するなかで仲介件数が減少した。また、中国上海において政府がゼロコロナ政策を実施したことによって、現地子会社の事業活動も著しく制限された。
(5) 投資事業
2022年12月期第2四半期累計の投資事業に関しては、コロナ禍で経済活動が停滞していることに加えて魅力的な投資案件が減少していることを受けて、売上高・セグメント損益ともに計上はなかった(前年同期は売上高2百万円、セグメント損失1百万円)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<NS>
1. 2022年12月期第2四半期累計業績の概要
ASIAN STAR<8946>の2022年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比37.4%減の1,024百万円、営業損失が40百万円(前期は58百万円の利益)、経常損失が43百万円(同64百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が59百万円(同45百万円の利益)となった。不動産管理事業を事業の中核に据え、その他セグメントの売上拡大と収益性の向上に注力してきたものの、コロナ禍による影響を受け、事業環境は引き続き厳しかった。中国事業においては入国規制等により外国人の流動性が抑制されたため、不動産の稼働率が悪化した。また、政府のゼロコロナ政策による経済活動の停止も業績の重荷となった。こうしたなか、売上高に関しては、上海徳威グループの業績によって不動産管理事業が前年同期と同等の売上高を維持したものの、前年同期にあった1棟収益マンション販売がなくなった反動により、不動産販売事業が前年同期比で減少を強いられた。利益面に関しては、コロナ禍、特に上海においてロックダウン政策がとられたことが響いた。不動産賃貸事業のように経費節減努力によって利益改善を実現したセグメントがあった一方で、全体としてはゼロコロナ政策で事業活動が行えないなか、固定費が利益を圧迫した。同政策に関しては今後緩和されていくことを想定しており、経済活動が再開した際にスタートダッシュを切れるよう、しっかりと準備を進めていく構えだ。
2.事業セグメント別動向
(1) 不動産販売事業
不動産販売事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比56.0%減の362百万円、セグメント損失が5百万円(前年同期は43百万円の利益)となった。前年同期に計上された1棟ものの投資用マンションの販売がなくなった反動と戸建て物件の売上件数が減少したことによって、前年同期を下回った。トピックとしては、2022年6月に埼玉県三郷市の物流事業用地を売却した。物流事業用地の販売に関してはもう1件不動産を有しており、当第3四半期の業績に貢献してくることが想定される。
(2) 不動産管理事業
不動産管理事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比0.2%減の289百万円、セグメント利益が同7.4%減の56百万円となった。国内の豊富な管理実績の下、比較的安定して推移したものの、中国におけるロックダウン政策により、一部経費がかさんだ。
(3) 不動産賃貸事業
不動産賃貸事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前期比8.2%減の205百万円、セグメント利益が同10.3%増の41百万円となった。コロナ禍による経済活動の鈍化に伴い、売上高は若干の減少を強いられたものの、人件費等の経費を柔軟に削減したことにより、セグメント利益は前年同期を上回る結果となった。
(4) 不動産仲介事業
不動産仲介事業の2022年12月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比44.0%減の175百万円、セグメント利益は同63.8%減の31百万円となった。コロナ禍で国内の人の移動や経済活動が著しく停滞するなかで仲介件数が減少した。また、中国上海において政府がゼロコロナ政策を実施したことによって、現地子会社の事業活動も著しく制限された。
(5) 投資事業
2022年12月期第2四半期累計の投資事業に関しては、コロナ禍で経済活動が停滞していることに加えて魅力的な投資案件が減少していることを受けて、売上高・セグメント損益ともに計上はなかった(前年同期は売上高2百万円、セグメント損失1百万円)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<NS>
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