ゴールドクレ、非開示だった今期経常は51％減益、未定だった配当は35円減配

　ゴールドクレスト <8871> が10月29日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比96.5％減の3.6億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比51.3％減の55億円に落ち込む見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比7.2倍の51.3億円に急拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は50円(前期は85円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比85.8％減の3.4億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の27.3％→10.1％に急低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　これまで通期の連結業績予想につきましては、合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、現時点において入手可能な情報をもとに算定いたしました。　なお、詳細につきましては、「2021年3月期　第2四半期決算短信」をご参照下さい。

　　未定としておりました配当予想につきましては、株主の皆様に対して継続的に安定した利益配当を実現するという基本方針を踏まえ、連結業績予想や配当性向等を総合的に勘案し、中間配当金1株当たり25円、期末配当金1株当たり25円の年間配当金1株当たり50円を予定しております。　(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって、予想数値と異なる可能性があります。