テーオーシー、今期経常を一転赤字に下方修正

　テーオーシー <8841> [東証Ｓ] が10月31日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の0.5億円の黒字→2億円の赤字(前期は46.4億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の7億円→47億円(前期は32.5億円)に6.7倍上方修正し、一転して44.3％増益見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の12.5億円→14.5億円(前年同期は28.6億円)に16.0％上方修正し、減益率が56.3％減→49.3％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　ＴＯＣビルの令和６年３月末閉館に向けたテナントの退去動向、また他の主要ビルの稼働状況ならびに修繕費等の各費用の状況を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益について見直しを行いました。なお、当初の計画通り、ＴＯＣビル等の令和５年９月末の帳簿価額（約2,600百万円）については、令和６年３月までに全額を償却するものといたしております。　また当初、下半期で投資有価証券売却益1,000百万円の計上を見込んでおりましたが、令和５年９月25日付で公表の「投資有価証券売却益（特別利益）の計上に関するお知らせ」の通り、令和６年３月期第２四半期決算において、投資有価証券売却益7,140百万円を計上いたしますので、業績予想に織り込みました。　この結果、令和６年３月期第２四半期（累計）連結業績予想につきましては、売上高は前回発表予想を若干下回る見通しですが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前回発表予想を上回る見通しです。令和６年３月期通期連結業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益ともに前回発表予想を下回る見通しですが、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を上回る見通しです。（注）上記の業績予想は、現時点で当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によりこれら予想数値とは異なる場合があります。