（13時50分、コード8840）後場に上昇に転じた。不動産経済研究所が13時に発表した６月のマンション市場動向調査で、マンションの発売戸数が高水準だったことを好感した買いが入った。前引けは前日比４円安の143円だったが、発表後に急速に下げ渋り、３円高の150円まで戻した。前場に安かった明和地所（8869）も上げに転じて推移している。
　６月の首都圏の新築マンション発売戸数は5130戸と前年同月比66.6％の大幅増となった。昨年12月（5274戸）以来の高水準で、５月と比べても35.8％増加。不動産経済研究所によると、６月としては2007年６月（5716戸）以来、３年ぶりの高水準となった。月間契約率も前月比で6.9ポイント高い83.9％と、05年８月（89.1％）以来、４年10カ月ぶりの高さだった。〔ＮＱＮ〕