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メガバンクの注目度アップ、米長期金利上昇による実利とリスクオフの綱引き<注目テーマ>
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1 商社
2 メガバンク
3 人工知能
4 サイバーセキュリティ
5 全固体電池
6 電気自動車関連
7 仮想通貨
8 量子コンピューター
9 カジノ関連
10 ロボット
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「メガバンク」が2位に急浮上している。
昨年来、強い米国経済を基盤とした米株高は東京市場にも恩恵を与えてきたが、ここにきて流れが変調となっている。経済の強さが長期金利の上昇スピードを加速させ、相対的な株式の割高感が一気に利益確定の動きを誘発する要因となっている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>を筆頭に三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>など米国事業を展開するメガバンクにとって、米10年債利回りの上昇は利ザヤ拡大に伴う運用環境の改善を意味するものであり、昨年来、メガバンクの株価上昇と米長期金利高は極めて連動性の高い動きを示してきた。しかし、米国発の世界的なリスクオフの流れがこの鉄板セオリーをも崩す形となった。
直近は米10年債利回りが2.86%近辺まで上昇、3%台に乗せていた2013年12月以来の水準となっている。きょうは米国株の戻りを受け、メガバンクも買い戻し優勢となっているが、上値の重さはいかんともし難い。TOPIXとの相関も以前より低下しており、今回の株安の背景には金融セクターのデリバティブ損失など、まだ目に見えていない悪材料を暗示するものではないかという穿(うが)った見方も市場の一部に出ている。
全体相場が落ち着きを取り戻せば、米長期金利の上昇を収益改善要因として再評価する動きがメガバンクや第一生命ホールディングス<8750.T>など生保株に出てくる可能性はある。メガバンクの実利と投資家のネガティブマインドとの綱引きだが、今はまだ実利に目を向けるムードには乏しいようだ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
1 商社
2 メガバンク
3 人工知能
4 サイバーセキュリティ
5 全固体電池
6 電気自動車関連
7 仮想通貨
8 量子コンピューター
9 カジノ関連
10 ロボット
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「メガバンク」が2位に急浮上している。
昨年来、強い米国経済を基盤とした米株高は東京市場にも恩恵を与えてきたが、ここにきて流れが変調となっている。経済の強さが長期金利の上昇スピードを加速させ、相対的な株式の割高感が一気に利益確定の動きを誘発する要因となっている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>を筆頭に三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>など米国事業を展開するメガバンクにとって、米10年債利回りの上昇は利ザヤ拡大に伴う運用環境の改善を意味するものであり、昨年来、メガバンクの株価上昇と米長期金利高は極めて連動性の高い動きを示してきた。しかし、米国発の世界的なリスクオフの流れがこの鉄板セオリーをも崩す形となった。
直近は米10年債利回りが2.86%近辺まで上昇、3%台に乗せていた2013年12月以来の水準となっている。きょうは米国株の戻りを受け、メガバンクも買い戻し優勢となっているが、上値の重さはいかんともし難い。TOPIXとの相関も以前より低下しており、今回の株安の背景には金融セクターのデリバティブ損失など、まだ目に見えていない悪材料を暗示するものではないかという穿(うが)った見方も市場の一部に出ている。
全体相場が落ち着きを取り戻せば、米長期金利の上昇を収益改善要因として再評価する動きがメガバンクや第一生命ホールディングス<8750.T>など生保株に出てくる可能性はある。メガバンクの実利と投資家のネガティブマインドとの綱引きだが、今はまだ実利に目を向けるムードには乏しいようだ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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