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フォーバルのニュース
*15:11JST フォーバル Research Memo(1):2023年3月期第3四半期は売上高で前年同期比16.8%成長
■要約
フォーバル<8275>は、「中小・小規模企業の利益に貢献する次世代経営コンサルタント集団」を旗印に事業展開を行っており、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングを得意とし、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングなどを行う。
1. 事業概要
主にフォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループで構成されている。事業の柱であるフォーバルビジネスグループでは、中小・小規模企業向けに、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングのほか、総合コンサルティング、海外進出支援、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングサービス、OA・ネットワーク機器の販売、サービスの取次ぎなどを手掛ける。
2. 業績動向
2023年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比16.8%増の42,100百万円、営業利益が同34.2%減の1,078百万円、経常利益が同25.4%減の1,305百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%減の603百万円となり、増収減益で推移した。中小・小規模企業におけるDX推進の機運の高まりを受けてアイコンサービスなど各種サービスが順調に拡大したほか、新たに連結した子会社((株)コーディネート等)が増収に貢献した。利益面では、上半期に新電力サービスの仕入価格上昇の影響を料金に十分転嫁できなかったことや、事業拡大に伴う人員増強の影響で販管費が増加したことなどにより減益となった。
2023年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比4.8%増の54,000百万円、営業利益が同4.2%増の2,800百万円、経常利益が同5.1%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.4%増の1,900百万円と、売上高・各利益ともに堅調に推移する予想である(期初予想どおり)。
3. 成長戦略・トピックス
GDX(グリーン及びデジタルトランスフォーメーション)アドバイザーによる活動はDX人材の不足する地方から実践が始まり、実績が積み重なってきた。2022年4月以降のプレスリリース事例だけでも、長崎県西海市、鹿児島県さつま町、愛媛県、福岡市、札幌市、函館市など多数の自治体との協業実績が挙げられる。直近では、群馬県沼田市との包括連携協定の締結、北海道網走市で第1号のDXアドバイザー誕生、などのトピックスがある。
4. 株主還元策
2023年3月期は、堅調な増益予想を背景に、配当金27.00円(前期比1.00円増配)、配当性向36.4%を予想する。また同社では、株主への感謝と、同社株式の投資魅力を高め株主を増やすことを目的に、2022年9月に株主優待制度を新設した。毎年9月30日現在の1単元(100株)以上保有の株主には、利用したい電子マネーギフト1枚(2,000ポイント=2,000円相当)が贈呈される。早速、株主数が増加する効果があったという。
■Key Points
・2023年3月期第3四半期は売上高で前年同期比16.8%成長。DX推進の機運の高まりを受けアイコンサービスなど各種サービスが好調。第3四半期からは新電力の仕入価格高騰の影響から脱し、利益確保へ
・2023年3月期通期は売上高54,000百万円、営業利益2,800百万円予想。売上高は上振れの可能性大、新電力事業の減益要因をDX関連事業などの好調で補えるかがカギ
・中小企業のGX(環境対応)推進を支援するグリーンECサイト「地球にやさしいエトセトラ」の提供を開始。地方での中小企業DX支援の実績が評価され、自治体横展開や次期継続が進む
・株主優待制度が好評。2023年3月期は堅調な増益を背景に、配当金年27.00円、配当性向36.4%を予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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フォーバル<8275>は、「中小・小規模企業の利益に貢献する次世代経営コンサルタント集団」を旗印に事業展開を行っており、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングを得意とし、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングなどを行う。
1. 事業概要
主にフォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループで構成されている。事業の柱であるフォーバルビジネスグループでは、中小・小規模企業向けに、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングのほか、総合コンサルティング、海外進出支援、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングサービス、OA・ネットワーク機器の販売、サービスの取次ぎなどを手掛ける。
2. 業績動向
2023年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比16.8%増の42,100百万円、営業利益が同34.2%減の1,078百万円、経常利益が同25.4%減の1,305百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%減の603百万円となり、増収減益で推移した。中小・小規模企業におけるDX推進の機運の高まりを受けてアイコンサービスなど各種サービスが順調に拡大したほか、新たに連結した子会社((株)コーディネート等)が増収に貢献した。利益面では、上半期に新電力サービスの仕入価格上昇の影響を料金に十分転嫁できなかったことや、事業拡大に伴う人員増強の影響で販管費が増加したことなどにより減益となった。
2023年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比4.8%増の54,000百万円、営業利益が同4.2%増の2,800百万円、経常利益が同5.1%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.4%増の1,900百万円と、売上高・各利益ともに堅調に推移する予想である(期初予想どおり)。
3. 成長戦略・トピックス
GDX(グリーン及びデジタルトランスフォーメーション)アドバイザーによる活動はDX人材の不足する地方から実践が始まり、実績が積み重なってきた。2022年4月以降のプレスリリース事例だけでも、長崎県西海市、鹿児島県さつま町、愛媛県、福岡市、札幌市、函館市など多数の自治体との協業実績が挙げられる。直近では、群馬県沼田市との包括連携協定の締結、北海道網走市で第1号のDXアドバイザー誕生、などのトピックスがある。
4. 株主還元策
2023年3月期は、堅調な増益予想を背景に、配当金27.00円(前期比1.00円増配)、配当性向36.4%を予想する。また同社では、株主への感謝と、同社株式の投資魅力を高め株主を増やすことを目的に、2022年9月に株主優待制度を新設した。毎年9月30日現在の1単元(100株)以上保有の株主には、利用したい電子マネーギフト1枚(2,000ポイント=2,000円相当)が贈呈される。早速、株主数が増加する効果があったという。
■Key Points
・2023年3月期第3四半期は売上高で前年同期比16.8%成長。DX推進の機運の高まりを受けアイコンサービスなど各種サービスが好調。第3四半期からは新電力の仕入価格高騰の影響から脱し、利益確保へ
・2023年3月期通期は売上高54,000百万円、営業利益2,800百万円予想。売上高は上振れの可能性大、新電力事業の減益要因をDX関連事業などの好調で補えるかがカギ
・中小企業のGX(環境対応)推進を支援するグリーンECサイト「地球にやさしいエトセトラ」の提供を開始。地方での中小企業DX支援の実績が評価され、自治体横展開や次期継続が進む
・株主優待制度が好評。2023年3月期は堅調な増益を背景に、配当金年27.00円、配当性向36.4%を予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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