マルイチ、前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は10％増益、前期配当を2円増額・今期も22円継続へ

　マルイチ産商 <8228> [名証Ｍ] が5月10日大引け後(16:40)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比4.6％増の23.7億円になり、従来予想の21.5億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年3月期も前期比9.7％増の26億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収になる。

　同時に、前期の年間配当を20円→22円(前の期は20円)に増額し、今期も22円を継続する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常損益は3.5億円の黒字(前年同期は2億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.6％→0.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当連結会計年度の業績につきまして、売上高は商品の仕入価格上昇に伴う販売単価の上昇と外食・観光マーケットの回復等もあり増収となり、利益面につきましては、売上総利益の増加に加え、人件費や物流費等が上昇する中、節電活動などコスト削減を推進したことで増益となりました。この結果、2023年５月11日に公表いたしました通期連結業績予想に対し、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、ほぼ開示基準規模の差異で上振れて着地したことから、2005年３月期以来、19年ぶりに最高益を更新いたしました。