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青山商事のニュース
■テリロジー<3356>の今後の見通し
3. 新たな顧客基盤の構築が期待されるソリューションサービス部門
ソリューションサービス部門では、引き続き訪日外国人が増加傾向にあることから、多言語リアルタイム映像通訳サービス(みえる通訳)の導入拡大機会が続いている。「みえる通訳」は、タブレット・スマートフォンを利用した映像通訳サービスで、いつでもどこでもワンタッチで、通話オペレーターが接客等をサポートするもの。英語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、フランス語、タガログ語、日本手話の通訳を定額制(10時~21時対応のライトプランが15千円/月、24時間対応のスタンダードプランが25千円/月)で提供している。また、爆買一巡後、脚光を浴びつつある医療ツーリズムに対応するため、医療通訳オプション(英語、中国語、韓国語のみ、35千円/月)も用意している。同入先は、イオン<8267>、H.I.S.(エイチ・アイ・エス<9603>)、HINKA RINKA、NEXCO西日本(西日本高速道路(株))、西日本鉄道<9031>、ノジマ、青山商事<8219>、AOKIホールディングス<8214>、Victoria((株)ヴィクトリア)、Zoff、東京国際空港ターミナル(株)、西武鉄道(株)、デサント<8114>など、有力企業を中心に着実に広がっている。
同社は2020年のメガイベントに向けて「みえる通訳」の伸長を狙うべく、2019年5月に富士通<6702>製のマルチ通訳機「arrows hello AT01」とのパッケージサービスの提供を開始、インバウンド関連で「攻めの接客」を支援するソリューションサービスとして顧客基盤の拡大に邁進している。
また、究極的にカンタンなRPAツールである「EzAvater」については、既述したゴールデンパートナー制による拡販効果が期待されるほか、遠隔会議サービスでも新商品のサービスラインナップを強化しており、生産性向上や業務効率化を通じた働き方改革支援に関連する需要の高まりに対応している。
4. オーガニック成長にM&A戦略を上乗せした、新たな中期経営計画発表に期待
同社は、2018年5月に「3年後のテリロジーに向けて」と題する中期経営計画を発表、1)M&A・アライアンスによる事業拡大、2)最新技術を搭載する製品・サービスの提供、3)自社製品をコアとした他社製品とのバリューミックス、4)インバウンドビジネスへの挑戦と社会貢献への取り組み、を柱とする成長戦略により、中期経営計画最終年となる2020年3月期において、売上高50億円と復配の実現を目指すとしてきた。
売上高50億円目標は、あくまでもM&A・アライアンスによる事業拡大を含んだものであり、オーガニック成長の部分だけを捉えるとおおむね計画どおりに成長戦略は実行され、2020年3月期に増収増益かつ復配の実現が明確に視野に入っている現状は一定の評価を与えるべきだと考えている。また、M&Aやアライアンスについても、財務体質の健全化が図られるなかで、流動資産が厚く確保されていることから、水面下では着々と戦略が練られていると推察する。
同社は、2019年12月2日に「株主、投資家に向けた当社の情報開示・広報分野における活動の取り組みについて」というリリースを発表、「中長期的かつ持続可能な企業価値の向上に向けた広報・宣伝活動の施策を行うとともに、企業価値の極大化を図っていく」ことを明言しており、現中期経営計画の最終年度を終えた2020年春にも新たな中期経営計画を打ち出してくる可能性が高い。
新中期経営計画において、オーガニック成長を推進する具体的なアクションプランと納得性の高い財務戦略をベースにするM&A、財務戦略を兼ね備えたエクイティ・ストーリーが示されることを期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 前田吉弘)
<SF>
3. 新たな顧客基盤の構築が期待されるソリューションサービス部門
ソリューションサービス部門では、引き続き訪日外国人が増加傾向にあることから、多言語リアルタイム映像通訳サービス(みえる通訳)の導入拡大機会が続いている。「みえる通訳」は、タブレット・スマートフォンを利用した映像通訳サービスで、いつでもどこでもワンタッチで、通話オペレーターが接客等をサポートするもの。英語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、フランス語、タガログ語、日本手話の通訳を定額制(10時~21時対応のライトプランが15千円/月、24時間対応のスタンダードプランが25千円/月)で提供している。また、爆買一巡後、脚光を浴びつつある医療ツーリズムに対応するため、医療通訳オプション(英語、中国語、韓国語のみ、35千円/月)も用意している。同入先は、イオン<8267>、H.I.S.(エイチ・アイ・エス<9603>)、HINKA RINKA、NEXCO西日本(西日本高速道路(株))、西日本鉄道<9031>、ノジマ、青山商事<8219>、AOKIホールディングス<8214>、Victoria((株)ヴィクトリア)、Zoff、東京国際空港ターミナル(株)、西武鉄道(株)、デサント<8114>など、有力企業を中心に着実に広がっている。
同社は2020年のメガイベントに向けて「みえる通訳」の伸長を狙うべく、2019年5月に富士通<6702>製のマルチ通訳機「arrows hello AT01」とのパッケージサービスの提供を開始、インバウンド関連で「攻めの接客」を支援するソリューションサービスとして顧客基盤の拡大に邁進している。
また、究極的にカンタンなRPAツールである「EzAvater」については、既述したゴールデンパートナー制による拡販効果が期待されるほか、遠隔会議サービスでも新商品のサービスラインナップを強化しており、生産性向上や業務効率化を通じた働き方改革支援に関連する需要の高まりに対応している。
4. オーガニック成長にM&A戦略を上乗せした、新たな中期経営計画発表に期待
同社は、2018年5月に「3年後のテリロジーに向けて」と題する中期経営計画を発表、1)M&A・アライアンスによる事業拡大、2)最新技術を搭載する製品・サービスの提供、3)自社製品をコアとした他社製品とのバリューミックス、4)インバウンドビジネスへの挑戦と社会貢献への取り組み、を柱とする成長戦略により、中期経営計画最終年となる2020年3月期において、売上高50億円と復配の実現を目指すとしてきた。
売上高50億円目標は、あくまでもM&A・アライアンスによる事業拡大を含んだものであり、オーガニック成長の部分だけを捉えるとおおむね計画どおりに成長戦略は実行され、2020年3月期に増収増益かつ復配の実現が明確に視野に入っている現状は一定の評価を与えるべきだと考えている。また、M&Aやアライアンスについても、財務体質の健全化が図られるなかで、流動資産が厚く確保されていることから、水面下では着々と戦略が練られていると推察する。
同社は、2019年12月2日に「株主、投資家に向けた当社の情報開示・広報分野における活動の取り組みについて」というリリースを発表、「中長期的かつ持続可能な企業価値の向上に向けた広報・宣伝活動の施策を行うとともに、企業価値の極大化を図っていく」ことを明言しており、現中期経営計画の最終年度を終えた2020年春にも新たな中期経営計画を打ち出してくる可能性が高い。
新中期経営計画において、オーガニック成長を推進する具体的なアクションプランと納得性の高い財務戦略をベースにするM&A、財務戦略を兼ね備えたエクイティ・ストーリーが示されることを期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 前田吉弘)
<SF>
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