コメリ、今期経常を一転10％減益に下方修正

　コメリ <8218> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.7％減の238億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の286億円→255億円(前期は282億円)に10.8％下方修正し、一転して9.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の120億円→89.9億円(前年同期は103億円)に25.6％減額し、一転して13.4％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.7％減の73.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.6％→7.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（1）連結当第３四半期連結累計期間の業績につきましては、戻り梅雨等の影響もあり夏物季節商品が低調に推移したことによって第２四半期までの売上高が伸び悩みました。第３四半期は冬物季節商品が堅調に推移しましたが、第２四半期までの当初計画との差額を埋めるには至りませんでした。利益面につきましては、店舗運営モデルの刷新、ＥＤＬＰ施策の推進による効果がみられたものの、急激な円安や原材料価格の高騰等により売上総利益率が予想を下回りました。また、販売費及び一般管理費における水道光熱費の大幅な上昇により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益において、当初の計画を下回る見込みであります。このような状況を勘案いたしまして、2022年４月26日に公表いたしました2023年３月期の通期業績予想を修正いたします。（2）個別連結と同様の理由により、2022年４月26日に公表いたしました2023年３月期の通期業績予想を修正するものです。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において、入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。