チヨダ、今期経常を一転赤字に下方修正

　チヨダ <8185> [東証Ｐ] が10月12日大引け後(16:00)に決算を発表。23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は7.1億円の赤字(前年同期は14.3億円の赤字)に赤字幅が縮小したが､従来の6.4億円の黒字予想から一転赤字で着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の10.5億円の黒字→14億円の赤字(前期は38.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常損益は6.8億円の赤字(前年同期は23.8億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常損益は11.5億円の赤字(前年同期は15.4億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-8.0％→-5.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　靴事業においては、引き続き円安による商品原価や光熱費等の高騰の影響が予想され、下期についても、売上総利益率は予想を下回って推移し、販売費及び一般管理費も超過することが見込まれることから、売上高は当初予想を据え置くものの、経常利益、当期純利益が当初の予想を下回る見通しとなりました。衣料品事業も、第２四半期累計期間と同様に、売上高が予想を下回って推移することが見込まれることから、売上高、経常利益、当期純利益ともに当初の予想を下回る見通しです。以上から、2023 年２月期通期の個別業績予想ならびに連結業績予想を修正いたします。尚、2022 年４月13 日に公表いたしました2023 年２月期の配当予想額（中間14 円、期末14 円、年間28 円）につきましては、変更しておりません。