＜注目銘柄＞＝島忠、販管費抑制で収益性改善

チャートは上放れの可能性浮上

　島忠<8184.T>の収益性が改善している。１月８日に発表した１６年８月期第１四半期（１５年９～１１月）の単独決算は、売上高が３７６億６５００万円（前年同期比１．３％減）にとどまった半面、営業利益は２５億４４００万円（同３４．５％増）と急回復。販管費を１０１億６７００万円（同５．０％減）に抑制したことが主な要因で、売上高営業利益率は６．８％（同５．０％）に改善した。同社は上半期の営業利益計画を４９億９２００万円（前年同期比２６．８％増）としているが、第１四半期の進捗率は５１．０％と順調なスタートを切っている。

　また、チャート面にも注目したい。昨年１２月中旬以降は概ね２６００～２８００円でのボックス圏で推移しているが、日足・週足ともに各移動平均線が接近しており上放れの可能性が浮上している。（参）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）