日ガス、今期経常を7％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額

　日本瓦斯 <8174> が11月2日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比34.6％増の39.2億円に拡大し、従来の2.3％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の122億円→131億円(前期は106億円)に7.4％上方修正し、増益率が14.2％増→22.6％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比18.2％増の91.7億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の100円→125円(前期は70円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は1.2億円の黒字(前年同期は1.4億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.9％→0.1％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（1）第２四半期連結業績予想との差異の理由 当第２四半期連結期間は、堅調な顧客純増や家庭用ガスの販売量増大、業務用ガス販売量が当初想定より早く回復傾向に向かったこと等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益において実績が前回予想を上回りました。（2）通期業績予想の修正 当第２四半期の実績に加え、引き続きＬＰガスの堅調な顧客純増が見込まれることや、下期の気温が当初想定より寒く予想されることなどから、営業利益は前回予想を上回る見通しです。また、第２四半期実績を踏まえて営業外損益及び特別損益を見直しました結果、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も、それぞれ前回予想を上回る見通しです。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。