ラピーヌは急反落、１８年２月期業績は計画下振れで着地し中計目標を下方修正

　ラピーヌ<8143.T>が急反落している。９日の取引終了後に発表した１８年２月期連結決算が、売上高９８億９４００万円（前の期比０．５％減）、営業利益１億１２００万円（前の期９億８４００万円の赤字）、最終利益１億３２００万円（同１６億６５００万円の赤字）となり、従来計画の営業利益２億円を大きく下回って着地したことが嫌気されている。

　婦人衣料を中心とするアパレル消費が低迷していることに加えて、年明けからの全国的な寒波と天候不順で冬物セール販売や春物販売が苦戦し、主力販路の百貨店・専門店向け卸売事業が低調に推移したことが要因としている。また、これを受けて２０年２月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を、「売上高１２０億円・営業利益率３％以上」から「売上高１１２億円・営業利益率３％以上」に変更した。

　なお、１９年２月期の連結業績は、売上高１００億円（前期比１．１％増）、営業利益１億円（同１１．０％減）、最終利益２億４０００万円（同８０．５％増）を見込んでいる。

出所：minkabuPRESS