590円
三栄コーポレーションのニュース
■事業概要
1. 家具家庭用品事業の動向
三栄コーポレーション<8119>最大の事業セグメントが家具家庭用品事業である。この事業は、OEMの比率が売上高の90%前後と高く、良品計画に代表される大手顧客の事業の伸びとともに成長してきた。ブランドでは、子会社の(株)エッセンコーポレーションがドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイ&ボッホ)」、フランスの鋳物ホーロー鍋ブランド「CHASSEUR(シャスール)」等を輸入販売する。近年成長著しいのは、「MINT」等の自社のeコマースインテリアショップである。楽天市場やYahoo!ショッピングで1,000を超えるアイテムを販売しており、リーズナブルな価格の良質なベッドやマットレス、アンティーク調家具、インテリア、ガーデンエクステリア、アウトドア用品等が消費者のニーズに合致している。直近では、巣ごもり需要の減退により成長は頭打ち傾向にある。同社ではマレーシアに家具・インテリアの自社工場(約4,000平方メートル)を持っており、自社ブランドやOEM商品の製造及びODM提案が図れる開発拠点となっている。
2. 服飾雑貨事業の動向
服飾雑貨事業ではブランド事業が売上高の約50%を占めており存在感が高く、本来は収益性の高いセグメントである。同社が取り扱う最大のブランドが、ドイツで240年以上の伝統があるコンフォートサンダル・シューズを扱う「BIRKENSTOCK」であり、子会社のベネクシーが小売り事業を運営する。1万円前後の価格帯にもかかわらず根強い支持があり、45ヶ所の直営店舗とeコマースで販売している。長く使う顧客が多い商品だけに、自社運営のアフターサービスも充実している。直営店舗は集客力のあるショッピングセンターや有名百貨店に出店している。一時期のブームが落ち着いたことや、都心を中心とした店舗間のカニバリゼーションが顕在化したこと、さらにはコロナ禍に伴う集客難などが重なり、数年前から業績が悪化したが、不採算店の閉鎖やスタッフ・販売員の販売力強化が進捗している。店舗数は、3年間で65店舗(2019年3月末)から45店舗(2022年9月末)まで縮小し、ビルトアンドスクラップを実行した。
3. 家電事業の動向
OEM事業では、中国の子会社である三發電器製品(東莞)有限公司、また香港の子会社である三發電器製造廠有限公司が小物家電を製造・輸出する。ブランド事業においては、調理家電の自社ブランドである「Vitantonio」、理美容家電の「mod’s hair」、電動歯ブラシの自社ブランド「ION-Sei(イオンセイ)」、業務用調理機器の「MULTI CHEF(マルチシェフ)」などを製造販売している。コロナ禍での巣ごもり消費に関連し、子会社の(株)ゼリックコーポレーションが扱う「Vitantonio」では、ホットサンドベーカーやコードレスボトルブレンダーなどが売れ筋となっている。移動・行動制限の緩和により理美容家電の国内需要にも伸びが見られる。注目は「mod’s hair」のコンパクトイオンヒートブラシで、雑誌「家電批評」のヒートブラシ部門で2022年上半期ベストバイに選ばれた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SI>
1. 家具家庭用品事業の動向
三栄コーポレーション<8119>最大の事業セグメントが家具家庭用品事業である。この事業は、OEMの比率が売上高の90%前後と高く、良品計画に代表される大手顧客の事業の伸びとともに成長してきた。ブランドでは、子会社の(株)エッセンコーポレーションがドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイ&ボッホ)」、フランスの鋳物ホーロー鍋ブランド「CHASSEUR(シャスール)」等を輸入販売する。近年成長著しいのは、「MINT」等の自社のeコマースインテリアショップである。楽天市場やYahoo!ショッピングで1,000を超えるアイテムを販売しており、リーズナブルな価格の良質なベッドやマットレス、アンティーク調家具、インテリア、ガーデンエクステリア、アウトドア用品等が消費者のニーズに合致している。直近では、巣ごもり需要の減退により成長は頭打ち傾向にある。同社ではマレーシアに家具・インテリアの自社工場(約4,000平方メートル)を持っており、自社ブランドやOEM商品の製造及びODM提案が図れる開発拠点となっている。
2. 服飾雑貨事業の動向
服飾雑貨事業ではブランド事業が売上高の約50%を占めており存在感が高く、本来は収益性の高いセグメントである。同社が取り扱う最大のブランドが、ドイツで240年以上の伝統があるコンフォートサンダル・シューズを扱う「BIRKENSTOCK」であり、子会社のベネクシーが小売り事業を運営する。1万円前後の価格帯にもかかわらず根強い支持があり、45ヶ所の直営店舗とeコマースで販売している。長く使う顧客が多い商品だけに、自社運営のアフターサービスも充実している。直営店舗は集客力のあるショッピングセンターや有名百貨店に出店している。一時期のブームが落ち着いたことや、都心を中心とした店舗間のカニバリゼーションが顕在化したこと、さらにはコロナ禍に伴う集客難などが重なり、数年前から業績が悪化したが、不採算店の閉鎖やスタッフ・販売員の販売力強化が進捗している。店舗数は、3年間で65店舗(2019年3月末)から45店舗(2022年9月末)まで縮小し、ビルトアンドスクラップを実行した。
3. 家電事業の動向
OEM事業では、中国の子会社である三發電器製品(東莞)有限公司、また香港の子会社である三發電器製造廠有限公司が小物家電を製造・輸出する。ブランド事業においては、調理家電の自社ブランドである「Vitantonio」、理美容家電の「mod’s hair」、電動歯ブラシの自社ブランド「ION-Sei(イオンセイ)」、業務用調理機器の「MULTI CHEF(マルチシェフ)」などを製造販売している。コロナ禍での巣ごもり消費に関連し、子会社の(株)ゼリックコーポレーションが扱う「Vitantonio」では、ホットサンドベーカーやコードレスボトルブレンダーなどが売れ筋となっている。移動・行動制限の緩和により理美容家電の国内需要にも伸びが見られる。注目は「mod’s hair」のコンパクトイオンヒートブラシで、雑誌「家電批評」のヒートブラシ部門で2022年上半期ベストバイに選ばれた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
三栄コのニュース一覧- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … JET、BBタワー、イシン (2月7日発表分) 2025/02/10
- 三栄コーポレーション---3Qは2ケタ増収・大幅増益、通期連結業績予想の上方修正を発表 2025/02/10
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】寄付 … 電子材料、BBタワー、ぷらっと (2月7日発表分) 2025/02/10
- 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 2025/02/07
- 三栄コ、今期経常を20%上方修正 2025/02/07
マーケットニュース
- 絶好調の上方修正銘柄に照準、配当も増額の「上値期待」とっておき6選 <株探トップ特集> (02/18)
-
明日の株式相場に向けて=「トランプ2.0」で躍動する欧州株の謎 (02/18)
- 本日の【新規公開(IPO)】公開価格決定 (18日大引け後 発表分) (02/18)
-
明日の為替相場見通し=国内金利動向など注目 (02/18)
おすすめ条件でスクリーニングされた銘柄を見る
三栄コーポレーションの取引履歴を振り返りませんか?
三栄コーポレーションの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。