ニチモウ、上期経常は一転60％増益で上振れ着地・通期計画を超過

　ニチモウ <8091> が11月9日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比60.2％増の14.5億円に拡大し、従来の44.8％減益予想から一転して増益で着地。
　通期計画の10億円に対する進捗率が145.0％とすでに上回り、さらに5年平均の61.5％も超えた。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は4.5億円の赤字(前年同期は2.2億円の黒字)に転落する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.6％→2.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績におきましては、食品事業におけるすり身の市況回復やアルゼンチンにおける食品子会社での漁獲量の回復、また、機械事業における豆腐生産設備での大型案件の受注や総菜業界向け各種生産設備の販売が前期に続き堅調に推移したことなどにより、平成30 年5 月11 日に公表いたしました第2 四半期予想数値を上回りました。　通期の連結業績予想につきましては、アルゼンチンにおける通貨危機により、現地食品子会社の期末業績にあたえる影響が不透明なことから、平成30 年5 月11 日に公表いたしました予想数値を据え置きました。　個別業績におきましても、食品事業におけるすり身の回復や、機械事業における食品加工機械の拡販等により、平成30 年5 月11 日に公表いたしました第2 四半期業績予想数値を上回りました。なお、個別業績の通期予想につきましては変更ございません。（注）上記予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。