最優秀賞（経済産業大臣賞）を受賞

「Gywood(R)」テーブル用天板がウッドデザイン賞2023

　ナイス株式会社（本社：神奈川県横浜市、社長：杉田 理之）はこのほど、(一社)日本ウッドデザイン協会（所在地：東京都港区、会長：隈 研吾）が主催する『ウッドデザイン賞2023』において、「Gywood(R)テーブル用天板」が最優秀賞（経済産業大臣賞）を受賞しましたので、お知らせいたします。


　同商品は、スギ大径木に表層圧密技術「Gywood(R)」を施すことで、強度・硬度を向上させた軽量なテーブル用天板です。既製の天板を取り外して工事不要で取り換えることができ、簡単にオフィスや学校のウッドチェンジを実現するほか、国産材の利用促進に貢献することが可能となります。

　そのほか、(株)こもれ陽様と共同で応募した「五年目の結婚記念日を木づかう。『木婚式アニバーサリーセット』」が「ウッドデザイン賞2023」を受賞いたしました。

　ナイスグループは、今回の受賞により、第1回『ウッドデザイン賞2015』における「住まいの耐震博覧会」の受賞から9年連続となる累計34点（うち林野庁長官賞受賞5点、経済産業大臣賞1点）の受賞となります。
　
　ウッドデザイン賞は、木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を表彰する顕彰制度です。9回目の開催となる今回は、355点の応募作品の中から238点の受賞作品、さらに受賞作品を対象に最終審査が実施され、最優秀賞（農林水産大臣賞、経済産業大臣賞など）4点、優秀賞（林野庁長官賞）9点、奨励賞（審査委員長賞）15点が決定しました。

【最優秀賞（経済産業大臣賞）】
「Gywood(R)テーブル用天板」／ 受賞部門：ハートフル部門

「Gywood(R)テーブル用天板」は、表面の柔らかさや傷つきやすさが懸念されるスギ大径木に表層圧密技術「Gywood(R)」を施すことで、スギ本来の衝撃吸収性や軽さはそのままに強度・硬度を向上させた軽量なテーブル用天板です。既存の会議用テーブルや学習机の天板を取り外し、工事不要で取り換えることができるため、手軽にオフィスや学校でのウッドチェンジを実現できます。軽量化された天板のため、お子様でも持ち運びができるほか、天然木本来の効能により、作業時における集中力アップやリラックス効果が期待されます。更に、今年10月に取りまとめられた花粉症対策において、発生源対策としてスギ人工林の伐採・植え替え等の加速化が掲げられる中、スギの需要拡大、利用促進に貢献することが可能となります。
同製品の学習机を採用した小学校では、一般的に価値を下げるとされる節目があることで自分の机に愛着を持つ児童の姿が見られ、木目や葉節の出方で自分の机を認識するなど、同製品を通じて木材の新たな価値や可能性の広がりをもたらしています。




【ウッドデザイン賞2023】
「五年目の結婚記念日を木づかう。『木婚式アニバーサリーセット』」／受賞部門：ライフスタイルデザイン
※(株)こもれ陽様、菊池建設(株)との共同応募

　「木婚式アニバーサリーセット」は、5年目の結婚記念日を装う、木の特性やあたたかみを生かした特別なセットで、テーブルウェアや記念品に、木の温もりを取り入れ、地産地消をキーワードに、記念日を盛り上げるトータルコーディネイトの仕組みです。
　同作品において、ナイス(株)は材料の調達を行い、社有林「ナイス丹沢の森」の間伐材を使用したテーブルナプキンが彩りを添えているほか、お祝い装花には、菊池建設(株)のかんな削りによる「削り華」が使用されています。