第一実、前期経常を一転10％増益に上方修正・最高益、株式併合に伴い配当を修正

　第一実業 <8059> が4月26日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→68億円(前の期は61.6億円)に33.3％上方修正し、一転して10.3％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.9億円→38.9億円(前年同期は30.1億円)に77.4％増額し、一転して29.1％増益計算になる。

　同時に、年間配当を従来計画の54円→69円(前の期は5→1の株式併合前で19円)に修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結・個別ともに第３四半期以降も産業機械事業およびエレクトロニクス事業において旺盛な設備需要がありました。その結果、当社の通期業績は前回の予想値を上回る見込みであります。※１　平成30年３月期の業績予想における「１株当たり当期純利益」は、平成29年10月１日付で普通株式５株を１株とす　　　る株式併合を考慮した金額を記載しております。なお、前回発表予想の「１株当たり当期純利益」は、当該株式併　　　合を考慮しない場合、連結58円23銭・個別46円96銭となります。※２　前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定した場合、前期実績の「１株当たり当期純利益」は、連　　　結312円36銭・個別233円15銭となります。※３　上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々　　　な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の一つとして位置づけており、業績に応じた適正な配当を実施することを基本方針としております。当期の期末配当予想につきましては、当期の業績予想、今後の事業展開および安定配当の継続等を総合的に勘案しまして、15円増配の１株当たり60円とさせていただきます。※１　平成30年３月期第２四半期末（９月30日基準日）の中間配当は併合前の株式を対象としております。※２　平成30年３月期期末配当は株式併合後（５株を１株に併合）の株式を対象としております。※３　平成30年３月期配当金合計額は単純合算ができませんので「－」と表示しております。