ユビテックが日ユニシスと共同でワンウェイ方式のマルチポート型カーシェアリングを開始

　ユビテック<6662.T>がこの日の取引終了後、日本ユニシス<8056.T>と共同で、電気自動車（ＥＶ）や超小型モビリティなどの電動車両（マルチモビリティ）による、複数の貸出ポートで自由に乗り降り（ワンウェイ方式）が可能なマルチポート型カーシェアリングサービスを神戸市で実施すると発表。この日から利用者の募集を開始した。
　同サービスは、環境省の「ＣＯ２　排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受けて、人と環境に優しい都市交通体系の実現を目指す神戸市を実証フィールドとして実施するというもの。ＥＶを用いたマルチポート型カーシェアリングサービスは、海外ではパリのＡｕｔｏｌｉｂ（オートリブ）などの先行事例があるほか、国内でも横浜市での実証事業など複数の取り組みが行われているが、車両が特定の貸出ポートに偏ってしまうことによる運用の課題が存在することも明らかになっているという。
　そのため今回開始するサービスでは、貸出ポートと貸出車両の需給を予測するシステムを用いることで、車両の偏りを事前に予測、把握し、効率的な配車と回送の実現にも配慮したサービスの提供も行うとしている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）