ニフコが反発、リキャップＣＢ発行による自社株買いを好感

　ニフコ<7988.T>が反発。株価は一時、前日比７０円高の４５１５円まで買われた。１４日の取引終了後、第１回転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債（額面総額２００億円）を自社株買いと組み合わせる「リキャップＣＢ」の手法で発行すると発表した。
　同ＣＢは満期償還日が２０２０年４月３０日の５年債。クレディ・スイス・インターナショナルに割り当てる。転換価格は１３日終値を２４．１８％上回る５５２０円で決まった。潜在株式による希薄化率は６．７４％となる。ＣＢによる調達資金は、約８０億円を自己株取得資金に充てるほか、１２０億円前後を設備投資や研究開発に充てる。
　また１４日の午前８時４５分、１７９万９７００株（約８０億円）を東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）において１株４４４５円で買い付けることも発表している。
　この日は、「リキャップＣＢ」の手法により、成長資金の確保とともに自己資本利益率（ＲＯＥ）の向上を目指すことなどが前向きに評価する買いが入ったようだ。

ニフコの株価は１０時２４分現在４４６０円（△１５円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）