東リが後場マイナスに転じる、建設業界の工期遅延の影響受け１８年３月期業績は計画下振れ

　東リ<7971.T>が後場マイナスに転じている。　この日の前引け後、集計中の１８年３月期連結業績について、売上高が従来予想の９３０億円から９１２億円（前の期比０．３％減）へ、営業利益が３９億円から３５億円（同１７．６％減）へ、純利益が２６億５０００万円から２４億５０００万円（同１９．２％減）へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。

　タイルカーペットや長尺塩ビシートなど主力商品の大幅刷新による販促活動に注力したものの、競争激化や建設業界の人手不足に起因する工期遅延の影響などで全体の売り上げが減少したことに加えて、原材料価格や物流コストの上昇が利益を圧迫した。

　同時に、中期経営計画を発表し、最終年度である２１年３月期に売上高９８０億円、経常利益５０億円（１８年３月期予想３６億５０００万円）を目指すとしたが、これに対する反応は限定的のようだ。

出所：minkabuPRESS