菊水化、上期経常は2.6倍増益で上振れ着地

　菊水化学工業 <7953> [東証２] が11月14日午前(11:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の2.9億円に急拡大し、従来予想の1.5億円を上回って着地。
　通期計画の3.9億円に対する進捗率は72.7％に達し、さらに5年平均の56.5％も上回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比35.5％減の1億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比91.8％増の1.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.6％→2.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)連結 　売上高につきましては、国内の消費増税前の駆け込み機運に伴う戸建住宅の改修工事の受注増や、特殊工事受注の堅調な推移により予想数値を上回る結果となりました。　営業利益につきましては、売上高の増加と経費削減の活動効果により予想数値を上回る結果となりました。 (2)個別　売上高につきましては、国内の消費増税前の駆け込み機運に伴う戸建住宅の改修工事の受注増や、特殊工事受注の堅調な推移により予想数値を上回る結果となりました。　なお、消費増税の反動および天候不順による影響が予想され、現時点では不確定要素もあるため、通期の連結・個別業績予想につきましては変更していません。今後修正が必要となる場合には速やかに開示いたします。※通期連結、通期個別業績予想数値につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。