河合楽が値上がり率トップ、上方修正手掛かりに、値動きの軽い小型株として物色

　大手楽器メーカーの河合楽器製作所が反発し、一時１２円高の１９４円まで買われている。米国株式市場の急落を受け全般相場が続落するなか、６日引け後に１０年３月期連結業績予想の上方修正を発表した同社に、値動きの軽い小型株として物色の矛先が向かっている。東証１部の値上がり率トップとなっている。

　１０年３月期業績予想は、売上高を５５０億円から５６０億円（前期比９％減）、営業利益を１７億円から２１億円（同３．１倍）、純利益を８億円から１３億円（前期は７億８４００万円の赤字）に引き上げた。主力の楽器事業での販売が増加したうえ、素材加工事業と情報関連事業の受注が増加したことで売上高が当初予想を上回った。売上高増加に伴う利益率の向上や楽器事業での原価改善策も奏功し、利益額も増える見通しとした。

　午前９時４３分時点の株価は９円高の１９１円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社