福島印刷、前期経常を46％上方修正・20期ぶり最高益、配当も3円増額

　福島印刷 <7870> [名証２] が9月24日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.1億円→6億円(前の期は2.1億円)に46.3％上方修正し、増益率が88.9％増→2.8倍に拡大し、20期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の3.4億円→5.3億円(前年同期は1.9億円)に54.6％増額し、増益率が81.3％増→2.8倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の12円→15円(前の期は12円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の第4四半期の売上につきましては、高付加価値商材を中心とした主力のDMDPサービス・IPDPサービスが順調に推移し、通年で前回発表予想を上回るものであります。利益面では売上が順調に伸びたことに加え、堅調な株式市場の影響により年金資産の評価額が向上したことから退職給付費用が減少、経費の効率化も寄与し、営業利益他各利益はともに予想を上回る見込みであることから、通期業績を修正するものであります。

　　当社は、安定的な利益還元を経営の重要な政策の一つとして位置づけ、企業体質の強化及び今後の事業展開に備えるための内部留保の充実を図りつつ、業績に基づいた成果配分による剰余金の配当を基本方針としております。　2021年8月期の期末配当につきましては、上記業績予想の修正の通り、前回発表に対し利益の増加が見込まれることから、1株当たり6円としておりました期末配当を、1株当たり9円に修正いたします。　この結果、2021年8月期の年間配当金は15円となります。