エイベックスが１６年３月期業績予想を上方修正、大型公演の観客動員数好調など寄与

　エイベックス・グループ・ホールディングス<7860.T>がこの日の取引終了後、１６年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１５１０億円から１５４０億円（前期比９．０％減）へ、営業利益を４２億円から６８億円（同２１．６％減）へ、純利益を６億円から４２億円（同２９．７％減）へ上方修正した。

　マネジメント／ライヴ事業で大型公演の観客動員数が好調だったことから売上高が想定を上回ったことに加えて、映像パッケージ作品の販売が計画を上回ったことや、音楽事業で利益率の高い作品の販売が好調に推移したことで営業利益も増加した。さらに、傘下のエイベックス・デジタルが発行済み株数の６０％を保有するＵＵＬＡの株式について、残り４０％を保有するソフトバンクグループ<9984.T>からその保有株数全てを取得し、さらにソフトバンクグループとの共同事業を解消することに伴い２０億円を特別利益に計上するため、純利益の修正幅が大きくなっている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）