ウィズが後場カイ気配、医療介護ロボット事業に本格参入すると発表

　ウィズ<7835.T>は後場カイ気配でスタート。前引け後に、家庭用磁気絆創膏「ピップエレキバン」で知られるピップ（大阪市中央区）の親会社であるフジモトＨＤ（東京都千代田区）と合弁会社を設立し、医療介護ロボット事業に本格参入すると発表しており、これを好感した買いが入っている。新会社ピップ＆ウィズは、資本金４０００万円（ウィズ５０％、フジモトＨＤ５０％）で６月中旬の事業開始を予定。ウィズとピップは、１１年１１月に発売したスマイルサプリメントロボット「うなずきかぼちゃん」を共同開発して以降、認知症の人の見守りエージェント型ネットワークロボット研究開発プロジェクトで共同開発に取り組んでいるが、経営の機動力を高め、両社の強みを融合するため、合弁設立に至ったとしている。
　また、ウィズは同時に、１５年５月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２２億円から１９億円（前期比２．０倍）へ下方修正した。主力ＯＥＭ製品の受注が当初予想を下回っていることが要因。ただ、売上総利益が計画を上回っていることから、営業利益は同１５００万円（前期４億１７００万円の赤字）、純利益は同１２００万円（同４億２５００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。
　あわせて発表した第３四半期累計（６～２月）決算は、売上高１４億９５００万円（前年同期比９３．９％増）、営業損益２０００万円の赤字（前年同期３億７００万円の赤字）、最終損益２６００万円の赤字（同３億５００万円の赤字）だった。

ウィズの株価は１２時３０分現在７８１円（△４円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）