ＭＴＧ、前期最終を90％上方修正・4期ぶり最高益更新へ

　ＭＴＧ <7806> [東証Ｍ] が11月11日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年9月期の連結最終利益を従来予想の29億円→55億円(前の期は15.2億円)に89.7％上方修正し、増益率が90.2％増→3.6倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.9億円の赤字→25億円の黒字(前年同期は23.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、6.8％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想の修正理由　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響がいまだ不透明な状況ではありますが、売上につきましては、EC・通販事業をはじめとする国内事業が好調に推移したため、前回予想を上回りました。営業利益につきましては、前回予想を上回る売上による粗利益増加と経費削減効果により、予想を上回りました。当期純利益につきましては、下記「３．繰延税金資産の計上について」に記載した理由により、予想を大幅に上回る見込みとなりました。このような状況を踏まえて通期業績を見直した結果、2021年９月期通期連結業績予想は、2021年８月10日に開示いたしました業績予想より、売上高700百万円、営業利益800百万円、経常利益900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円、上回る見込みとなりました。繰延税金資産の計上について　当社の近年の業績が堅調に回復し、将来にわたり課税所得の発生が見込まれることから、税効果会計における企業の分類を見直し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2021年９月期の繰延税金資産は前期末と比較して2,063百万円増加いたしました。これにより、法人税等調整額として△2,056百万円（△は利益）を計上する見込みです。※業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって業績予想値と異なる可能性があります。