ホロンがストップ高の１６３１円水準でカイ気配となっている。６日の取引終了後、１９年３月期の単独業績予想について、売上高を１６億７１００万円から２７億２００万円（前期比２．１倍）へ、営業利益を３億８２００万円から６億７９００万円（同５．６倍）へ、最終利益を２億７４００万円から４億７６００万円（同３．８倍）へ上方修正した。

　顧客からリピートオーダーをハイペースで受けていることに加えて、半導体製造メーカーがＥＵＶを用いたパターン転写（リソグラフィ）プロセスの開発を加速していることを背景に第３四半期以降、主力のフォトマスク用ＣＤ－ＳＥＭ「ＺＸ（ジーテン）」や欠陥レビューＳＥＭ（電子顕微鏡）「ＬＥＸａシリーズ」などの納入が予定されていることが要因としている。

　また、業績予想の修正に伴い、従来１０円を予定していた期末一括配当を５円増額して１５円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。前期実績の５円に対しては１０円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１４億９１００万円（前年同期比３．７倍）、営業損益４億４６００万円の黒字（前年同期６００万円の赤字）、最終損益３億２４００万円の黒字（同１４００万円の赤字）だった。