トプコン、前期経常は75％減益で下振れ着地・1-3月期(4Q)経常は81％減益、今期業績は非開示

　トプコン <7732> が5月21日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比74.8％減の28.9億円に大きく落ち込み、従来予想の35億円を下回って着地。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

　同時に、前期の年間配当を28円→24円(前の期は24円)に減額し、今期の年間配当は未定とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比80.9％減の11.2億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の15.0％→6.1％に急低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、株主への利益還元として、配当を重視し、主に［連結］業績の伸長に対応して、安定的な配当を継続することを、利益配分に関しての基本方針としております。しかしながら、今般、連結業績実績が1月31日時点の予想を大幅に下回り、その要因となった新型コロナウイルス感染拡大の収束時期が不透明な状況の中では、財務基盤を固めると共に以下方針の徹底を図ることが肝要と考えます。１．企業の持続可能性の観点から、社員の雇用維持を重視する２．ポストコロナを見据え、長期的な成長戦略遂行に欠かせない先端技術開発を継続する以上の観点に加え、株主の皆様への利益還元という基本方針に基づき、１株当たりの期末配当予想を10円(前回発表予想は14円)とし、年間配当予想を前年度実績と同額24円(前回発表予想は28円)に修正させて頂きます。何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。