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<動意株・9日>(大引け)=サンケン電、セプテーニ、マニーなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/09 15:23
 サンケン電気<6707.T>=反発。電源分野では国内で首位を争っており、LED照明関連が好調なほか通信基地局向けのパワーシステムなどでも高水準の受注実績を持つ。14年3月期は営業利益86億円(前の期比85.9%増)予想と業績好調だ。日立子会社からマイコン事業を買収、自社のパワー半導体事業と合わせて電源モジュール分野の開拓に動いている。次世代素材の炭化ケイ素を使ったパワー半導体の生産も開始する方向にあり、手掛かり材料も豊富。

 セプテーニ・ホールディングス<4293.T>=5日ぶり反発。スマートフォンやタブレット端末の普及加速がアフィリエイト広告業界に強い追い風をもたらせている。同社はフェイスブック広告だけでなく、ツイッター広告への展開で業界他社に先駆しており、SNS広告分野で利益を稼ぎだしている。特に日本に進出した海外のスマホゲーム会社の広告が拡大しており、利益を押し上げている。「14年9月期経常利益は前期比6割増の25億5000万円前後が見込まれる」(中堅証券調査部)と強気な見方が支配的だ。
 
 マニー<7730.T>=一時ストップ高。8日取引終了後に発表した今14年8月期第2四半期(9~2月)の連結決算は、売上高54億7400万円(前年同期比26.4%増)、営業利益19億4700万円(同45.0%増)と大幅増収増益を達成したことを受け、買い気が再燃した。アジアを中心にした新興国市場開拓が進み、海外生産拡大で収益力も強まった。通期は売上高108億3100万円(前期比15.9%増)、営業利益36億9500万円(同22.5%増)と前回予想を据え置いた。

 ファンコミュニケーションズ<2461.T>=急反発。ここ全体地合いと歩調を合わせて調整色を強め、前日までの3日間で9%強の下落をみせていた。きょうは目先の利食い一巡、値ごろ感からの押し目買いが優勢となっている。同社のアフィリエイト広告は月次で高水準の伸びを継続、特にスマートフォン普及効果からモバイル向けアフィリエイト広告は直近7割台の伸びをみせるなど好調を極めている。
 
 サニックス<4651.T>=大幅反発。同社は8日、3月の連結月次売上高が165億3400万円(前年同月比2.7倍)になったと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。内訳をみると、産業用PV事業部門の売上高が126億8300万円(前年同月比5.0倍)に達し、太陽光発電システムの拡大が続いていることを裏付ける内容となっている。

 五洋インテックス<7519.T>=続伸。同社は7日大引け後に香港のカサブランカグループ(CASA社)と業務提携を行うことを発表しており、これを引き続き好感する動きとなっている。カサブランカグループが手掛ける高級ベッドリネンなどは中国で高いブランド力を誇ることから今回の提携で中国での事業展開が加速化することが期待される。
 
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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