決算プラス・インパクト銘柄 … セブン＆アイ、イオンモール、キユーピー (7月4日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の7月3日から4日の決算発表を経て5日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　乃村工芸社 <9716>
　20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の26.5億円に急拡大し、3-8月期(上期)計画の39.5億円に対する進捗率は67.3％に達し、5年平均の60.8％も上回った。

★No.2　キユーピー <2809>
　19年11月期第2四半期累計(18年12月-19年5月)の連結経常利益は前年同期比2.4％増の169億円となったが、通期計画の344億円に対する進捗率は49.2％となり、5年平均の47.5％とほぼ同水準だった。

★No.3　マニー <7730>
　19年8月期第3四半期累計(18年9月-19年5月)の連結経常利益は前年同期比15.3％増の44.6億円に伸び、通期計画の56.9億円に対する進捗率は78.4％に達し、5年平均の76.1％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<9716> 乃村工芸社 　　東１　　 +9.10 　　7/ 4　　　1Q　　　339.90
<2809> キユーピー 　　東１　　 +7.86 　　7/ 4　　上期　　　　2.38
<7730> マニー 　　　　東１　　 +5.64 　　7/ 4　　　3Q　　　 15.32
<2918> わらべ日洋 　　東１　　 +5.04 　　7/ 4　　　1Q　　　 -2.77
<8905> イオンモール 　東１　　 +4.62 　　7/ 4　　　1Q　　　　5.14

<3382> セブン＆アイ 　東１　　 +4.39 　　7/ 4　　　1Q　　　　4.57
<7921> 宝印刷 　　　　東１　　 +3.76 　　7/ 4　本決算　　　 -0.21
<4763> Ｃ＆Ｒ 　　　　東１　　 +3.31 　　7/ 4　　　1Q　　　　2.60
<6474> 不二越 　　　　東１　　 +2.98 　　7/ 4　　上期　　　 -6.62
<9872> 北恵 　　　　　東１　　 +1.73 　　7/ 4　　上期　　　 12.42

<4187> 大有機 　　　　東１　　 +0.49 　　7/ 4　　上期　　　 -7.93
<4728> トーセ 　　　　東１　　 +0.47 　　7/ 4　　　3Q　　　-34.38
<3222> ＵＳＭＨ 　　　東１　　 +0.10 　　7/ 4　　　1Q　　　-50.93

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした5日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース