東京計器が底堅い、来期業績変化と水素関連の切り口で注目

　東京計器<7721.T>が売り物をこなして底堅い。船舶・航空計器大手でレーダー警戒装置など防衛省向け納入でも実績を誇る。１５年度の予算編成では防衛関係費が過去最高と観測されており、同社にとっては追い風。また、船舶用計器は円安で競争力が復活した造船業界向けに好調な需要が見込め、１６年３月期は業績急回復を見込む声が強い。また、移動式水素ステーション向け水素圧縮装置を手掛けていることも手掛かり材料。燃料電池車普及に官民挙げて注力するなか、１５年度は水素ステーション整備の補助金交付先が前年度比倍増する見通しで、同社の商機も膨らみそうだ。

東京計器の株価は１０時５２分現在２８２円（▼１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）