東京計器が続急伸、製品ミックスの変化で原価率改善し１９年３月期業績予想を上方修正

　東京計器<7721.T>が続急伸している。１２日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、営業利益を１７億１０００万円から２０億７０００万円（前期比５７．０％増）へ、純利益を１３億５０００万円から１６億７０００万円（同４９．１％増）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は４７１億円（同７．５％増）の従来予想を据え置いたものの、防衛・通信機器事業における製品ミックスの変化などで原価率が改善していることに加えて、グループ全体で各種経費の削減を進めていることなどが利益を押し上げるという。

　なお、第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高３３２億４１００万円（前年同期比１１．４％増）、営業利益７億７７００万円（同５１．８倍）、純利益７億２５００万円（同４．３倍）だった。

　同時に、１０万株（発行済み株数の０．６０％）、または８５００万円を上限とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は２月１３日から２月２８日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

出所：minkabuPRESS