有機EL製造装置開発を評価
業種:精密機器
時価総額:1280.7億円
PER:26.13倍
PBR:9.10倍
【有機EL製造装置開発へ】
2/17付の日本経済新聞で「有機ELパネルの主要工程の製造装置を開発する」と報じられており、同社も映像のもととなる赤や緑、青の発光材料を電子基板上に付着させる低コストの「蒸着装置」を2020年メドに出荷するという。韓国や中国の工場で導入が進めば、有機ELパネルの価格低下につながる可能性があるほか、有機ELパネルの性能向上につながることも期待できることから、業績への貢献が期待される。
【今期最高益予想を21%上乗せ、配当も70円増額】
2/13の決算では18年3月期の連結経常利益を従来予想の98億円→119億円に21.4%上方修正。増益率が81.3%増→2.2倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。一部装置の納品が来期へ後ずれし、売上は計画を下回るものの、原価削減の進展などが利益を押し上げる。併せて、業績好調による普通配当40円と創業20周年記念配当30円を上積みする形で、今期の年間配当を従来計画の200円→270円(前期は115円)に大幅増額修正した。
【更なる業績の上振れ期待】
市場の一部では2月13日に発表した第3四半期累計業績が営業利益で前年同期比2.0倍の70億2100万円となったことや、受注も3四半期連続で200億円超となったこと、さらに受注残についても1000億円の大台を突破したことを評価している。また装置の取り引きは円建てで為替の影響をほとんど受けないことや、業績発表の少し前に有機EL部材工場建設を決定したことなども期待が掛かる。
液晶・有機ELディスプレーなどの製造・検査装置が主力。ファブレス方式。
(2/23現在)
3/2追記 指数暴落の中で逆行高、テクニカル的に足元は5日線から上放れ本日も年初来高値を更新。市場の一部では中国や韓国で10.5世代FPD工場やスマホ用フレキシブル有機EL工場の建設ラッシュが続いていることや、量産効果などで、同センターでは18年3月期営業利益予想を会社側の120億円を上回る124億円と予想。また19年3月期も同45%増の180億円と大幅増益を見込んでいる。
3/7追記 同社は6日取引終了後、同社グループが複数の海外大手ディスプレーメーカーから、製造装置を約170億円(円建て受注のため、為替レート変動の影響はない)で受注したと発表した。この受注による今期業績見通しへの影響は軽微で、来期以降の業績に貢献する見通しとしている。
3/20追記 3/12に年初来高値を更新。足もとは5日移動平均線を挟んだ動きで、全体相場が崩れる中でも高値もみあいを続け強い動きを見せている。また信用の取り組みも3/19時点で1.27倍と拮抗しており売り方は思った以上に下げないので苦しい展開に。
時価総額:1280.7億円
PER:26.13倍
PBR:9.10倍
【有機EL製造装置開発へ】
2/17付の日本経済新聞で「有機ELパネルの主要工程の製造装置を開発する」と報じられており、同社も映像のもととなる赤や緑、青の発光材料を電子基板上に付着させる低コストの「蒸着装置」を2020年メドに出荷するという。韓国や中国の工場で導入が進めば、有機ELパネルの価格低下につながる可能性があるほか、有機ELパネルの性能向上につながることも期待できることから、業績への貢献が期待される。
【今期最高益予想を21%上乗せ、配当も70円増額】
2/13の決算では18年3月期の連結経常利益を従来予想の98億円→119億円に21.4%上方修正。増益率が81.3%増→2.2倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。一部装置の納品が来期へ後ずれし、売上は計画を下回るものの、原価削減の進展などが利益を押し上げる。併せて、業績好調による普通配当40円と創業20周年記念配当30円を上積みする形で、今期の年間配当を従来計画の200円→270円(前期は115円)に大幅増額修正した。
【更なる業績の上振れ期待】
市場の一部では2月13日に発表した第3四半期累計業績が営業利益で前年同期比2.0倍の70億2100万円となったことや、受注も3四半期連続で200億円超となったこと、さらに受注残についても1000億円の大台を突破したことを評価している。また装置の取り引きは円建てで為替の影響をほとんど受けないことや、業績発表の少し前に有機EL部材工場建設を決定したことなども期待が掛かる。
液晶・有機ELディスプレーなどの製造・検査装置が主力。ファブレス方式。
(2/23現在)
3/2追記 指数暴落の中で逆行高、テクニカル的に足元は5日線から上放れ本日も年初来高値を更新。市場の一部では中国や韓国で10.5世代FPD工場やスマホ用フレキシブル有機EL工場の建設ラッシュが続いていることや、量産効果などで、同センターでは18年3月期営業利益予想を会社側の120億円を上回る124億円と予想。また19年3月期も同45%増の180億円と大幅増益を見込んでいる。
3/7追記 同社は6日取引終了後、同社グループが複数の海外大手ディスプレーメーカーから、製造装置を約170億円(円建て受注のため、為替レート変動の影響はない)で受注したと発表した。この受注による今期業績見通しへの影響は軽微で、来期以降の業績に貢献する見通しとしている。
3/20追記 3/12に年初来高値を更新。足もとは5日移動平均線を挟んだ動きで、全体相場が崩れる中でも高値もみあいを続け強い動きを見せている。また信用の取り組みも3/19時点で1.27倍と拮抗しており売り方は思った以上に下げないので苦しい展開に。