スギＨＤは底堅い動き、第３四半期２６％営業増益が下支え

　スギホールディングス<7649.T>が２９日の取引終了後、第３四半期累計（３～１１月）連結決算を発表しており、売上高４４６０億３０００万円（前年同期比１２．０％増）、営業利益２５３億１４００万円（同２５．８％増）、純利益１７３億１７００万円（同２１．４％増）だった。材料出尽くし感から朝方は安く始まったものの、その後は好決算を評価する買いが株価を下支えし底堅い動きとなっている。

　新型コロナウイルス感染症の拡大を背景としたテレワークの推進やマスクの常時着用といった生活スタイルの変化に伴う化粧品需要の低下や入国制限によるインバウンド需要の消失長期化などがあった一方、マスクや消毒用アルコールなどの感染予防商品、食料品や生活用品といった巣ごもり関連商品などの需要が増加したことが牽引した。また、９８店舗の新規出店と１４店舗の閉店を実施したことも寄与した。

　なお、２１年２月期通期業績予想は、売上高６０００億円（前期比１０．７％増）、営業利益３００億円（同０．８％増）、純利益２００億円（同３．８％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS