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前週末14日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/06/17 05:30

シャノン <3976>  456円 (+27円、+6.3%)

 シャノン <3976> [東証G]が続急伸。14日、子会社ジクウの メタバースプラットフォーム「ZIKU」が、龍谷大学が6月16日に開催する「総合型選抜入試バーチャル説明会inメタバース」のプラットフォームに採用されたと発表。また、3~4月に同志社大学の全学共通教養教育センターが開催した科目説明会にも採用されたと発表しており、これらを好感した買いが入った。13日の取引終了後には第2四半期累計(23年11月-24年4月)連結決算も発表しており、売上高14億8100万円(前年同期比2.2%増)、営業損益9300万円の赤字(前年同期1億3400万円の赤字)と赤字幅が縮小した。大口顧客向けを中心に堅調に、収益性の高いサブスクリプション売り上げが計画を上回ったことで、従来予想の営業損益1億3200万円の赤字を上回って着地した。なお、24年10月期通期業績予想は、売上高32億7500万円(前期比11.6%増)、営業利益3200万円(前期2億6200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

アエリア <3758>  305円 (+18円、+6.3%)

 アエリア <3758> [東証S]が急反発。13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(発行済み株数の4.49%)、または3億円としており、取得期間は6月14日から12月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

トップカルチ <7640>  166円 (+8円、+5.1%)

 トップカルチャー <7640> [東証S]が急反発。13日取引終了後に株主優待制度の導入を発表した。500株以上の株主を対象に、保有株数や保有年数に応じて1000~3000円分の図書カードを贈呈する。実施時期は今年10月。これを好感した買いが入った。あわせて発表した23年11月-24年4月期連結決算は売上高が97億9200万円(前年同期比4.6%減)、営業損益が1億6200万円の赤字(前年同期1億6600万円の赤字)だった。店舗数の減少による影響が出たほか、人件費の上昇や出店・閉店に伴うコストも響いた。通期の減収・営業赤字見通しに変更はない。

成友興業 <9170>  3,675円 (+175円、+5.0%)

 成友興業 <9170> [名証M]が急伸。13日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。

JSB <3480>  2,947円 (+121円、+4.3%)

 ジェイ・エス・ビー <3480> [東証P]が4日ぶり大幅反発。同社は13日取引終了後、24年10月期第2四半期累計(23年11月-24年4月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比13.3%増の71億2000万円となり、通期計画の75億4900万円に対する進捗率が94.3%となっていることが好感されたようだ。売上高は同10.1%増の384億6000万円で着地。主力の学生マンション事業で、物件管理戸数が順調に増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

ネクソン <3659>  2,897.5円 (+112.5円、+4.0%)

 ネクソン <3659> [東証P]が大幅続伸。同社は14日、人気MMORPG「Wars of Prasia」の台湾、香港、マカオでのサービスを開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このゲームは、美麗なグラフィックと深いゲーム体験をいつ、どこでもパソコンやモバイル端末で楽しむことができるMMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム:インターネットを介して多くのプレーヤーが同時に参加できるオンラインゲームのこと)。昨年、韓国で先行してサービスを開始し、App StoreとGoogle Playの人気ランキングで1位を獲得している。

TOW <4767>  363円 (+14円、+4.0%)

 テー・オー・ダブリュー <4767> [東証S]が4日ぶり大幅反発。14日午後1時ごろ、24年6月期の連結業績予想について、売上高を160億円から173億円(前期比46.9%増)へ、営業利益を17億4800万円から19億2000万円(同67.0%増)へ、純利益を11億7200万円から12億6700万円(同3.6倍)へ上方修正したことが好感された。第4四半期に行ったIPコンテンツや行政の大型イベントが寄与したという。

日本ハウス <1873>  339円 (+12円、+3.7%)

 日本ハウスホールディングス <1873> [東証P]が大幅高。13日の取引終了後、集計中の24年4月期の連結業績について、売上高が従来予想の122億円から128億9000万円へ、営業損益が19億8000万円の赤字から12億7400万円の赤字へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。24年4月期は決算期変更に伴う6ヵ月決算により前の期との単純比較はできないものの、主力事業である住宅事業において、工程管理の徹底による完成工事高の増加などが売上高を上振れさせた。また、原価率の改善や経費節減などの取り組みも奏功したようだ。

SBG <9984>  10,100円 (+328円、+3.4%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅高で3日続伸。米ナスダック が米国時間13日、ソフトバンクG傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス について、ナスダック100指数の構成銘柄に採用すると発表。アームの株価への好影響と、ソフトバンクGの業績へのポジティブなインパクトを期待した買いが入ったようだ。6月24日にシリウスXMホールディングス に置き換わる形で採用されるという。

菱地所 <8802>  2,590円 (+83.5円、+3.3%)

 三菱地所 <8802> [東証P]が大幅高で4日ぶりに反発。そのほか、住友不動産 <8830> [東証P]も後場に急伸となった。日銀は14日まで開いた金融政策決定会合では、長期国債の買い入れ減額方針を決定した。7月の次回会合までに今後1~2年間の具体的な減額計画を決定するという。政策金利である無担保コールレート(オーバーナイト物)は0~0.1%程度で据え置いた。今回の会合で買い入れ減額のペースなど具体策が示されなかったことを受け、債券市場では需給面での安心感が広がり、債券先物は上げ幅を拡大。長期金利は低下しており、低金利メリットセクターである不動産株を物色する投資家の姿勢が強まったようだ。

スマレジ <4431>  2,160円 (+60円、+2.9%)

 スマレジ <4431> [東証G]が続伸。13日の取引終了後に発表した25年4月期の単独業績予想で、売上高106億8800万円(前期比27.5%増)、営業利益20億3300万円(同17.2%増)、純利益14億1400万円(同16.6%増)の2ケタ増益を見込むとしたことが好感された。顧客件数と顧客単価の拡大を基本戦略とし、クラウド型POSサービス「スマレジ」の新規顧客獲得を軸に、「スマレジ・タイムカード」や決済サービスのクロスセルによる売上高の増加を計画。一方で、セールス&マーケティング投資や積極的な人材採用を継続するため広告宣伝費や人件費など販管費は増加を見込むが、増収効果によって吸収する。なお、24年4月期決算は、売上高83億8500万円(前の期比41.8%増)、営業利益17億3500万円(同94.1%増)、純利益12億1200万円(同36.7%増)だった。

太陽HD <4626>  3,235円 (+80円、+2.5%)

 太陽ホールディングス <4626> [東証P]が3日続伸。14日正午ごろ、子会社太陽ファルマがパーキンソニズム(パーキンソン病・パーキンソン症候群)治療薬「マドパー配合錠L50」を発売したと発表しており、好材料視された。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。

スタ・アリス <2305>  2,134円 (+35円、+1.7%)

 スタジオアリス <2305> [東証P]が3日続伸。13日の取引終了後、5月度の月次売上高が前年同月比1.3%増の23億7700万円となったと発表した。2ヵ月ぶりに前年同月を上回ったことで、見直し買いが入ったようだ。全店ベース、既存店ベースともに撮影件数は落ち込んだが、単価は上昇した。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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