ＮａＩＴＯが反落、第１四半期２ケタ営業減益が嫌気

　ＮａＩＴＯ<7624.T>が反落。２８日取引終了後、１７年２月期の第１四半期（３～５月）連結決算を発表し、売上高は１０６億９１００万円（前年同期比２．３％減）、営業利益は１億２１００万円（同１４．８％減）、最終利益は９６００万円（同２１．７％減）と２ケタ営業減益だったことが嫌気されている。

　主力商品の切削工具などのＰＲや総合カタログ制作といった販促活動を進めているものの、足もとの半導体設備投資が伸び悩んでいることなどを受けて、切削工具の第１四半期売上高は前年同期比１．５％減となった。また、省エネ設備導入補助金の追い風が消えたことで工作機械も不振に終わり、減益を余儀なくされた。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高４４５億円（前期比２．３％増）、営業利益５億９０００万円（同０．８％増）、最終利益５億２０００万円（同５．２％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）